ニュース
児童精神科医が支援策を紹介、書籍『発達障害・「グレーゾーン」の子の不登校大全』6月21日発売
2025年6月19日 12:03
株式会社バトン社は、発達特性を持つ子供の不登校に焦点を当てた書籍『発達障害・「グレーゾーン」の子の不登校大全』を2025年6月21日に発売する。著者は、児童精神科医で医学博士の本田秀夫氏。信州大学で教授を務め、長年にわたり発達障害の臨床と研究に取り組んできた人物である。
不登校にはさまざまな要因があり、本人がなぜ学校に行きたくないのかよくわからない場合もある。同書籍は、子供が「学校に行きたくない」と言ったときに、大人がどのように対応すべきかを具体的に解説。不登校の経緯について、15の相談例を掲載している。
また、「学校に行きたくない」と子供が言うのは、大人からは「問題の始まり」のように見えるが、子供にとっては「学校に行く自分を捨てた段階」であるとして、すぐに対応する必要があるという。本田氏は、まずは子供を休ませ、相談しやすい環境をつくり、親子関係を良好に保つことが基本対応と語る。
さらに「やってほしい対応」だけでなく「やってはいけない対応」も掲載。教員や保護者が実際の場面で役立つよう、30年以上の臨床経験から支援策を解説した。
同書には、発達特性のある子供に限らず、特性が目立たない子供にも参考になる内容が含まれており、すべての保護者や教員、子育て支援者に向けた実践的なガイドとして活用できる。なお、巻末特典の「親から教師へ、子どもの悩みを相談しやすくするためのシェアシート」は、6月21日以降にバトンのWebページからダウンロードが可能だ。
目次
第1章 子どもが不登校になる原因って何?
第2章 不登校は学校のせい? 家庭のせい?
第3章 発達障害の子は不登校になりやすいってほんと?
第4章 実際にわが子が不登校になったらどうすればいいの?
第5章 不登校の子は将来どうなるの
【巻末特典】
親から教師に 子どもの悩みが相談しやすくなるシェアシート
書誌情報
書名:発達障害・「グレーゾーン」の子の不登校大全
著者:本田秀夫
発売日:2025年6月21日(土)
定価:1,760円(本体1,600円+税10%)
判型:四六版
ページ数:256ページ
ISBN:9784866808574
発行:株式会社バトン社
発売:フォレスト出版株式会社