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不登校対策の一助に、「学校休んだほうがいいよチェックリスト」登録10万人突破

株式会社キズキが、無料LINEツール「学校休んだほうがいいよチェックリスト」の登録者が累計10万人を突破したと発表

 株式会社キズキは、不登校ジャーナリストの石井しこう氏、フリースクールBranchと共同開発した無料LINEツール「学校休んだほうがいいよチェックリスト」の登録者が累計10万人を超え、以前に行った約7000名の追跡調査の結果も発表した。その結果、休息推奨と判定された過程のうち、推奨通りに休ませた結果、体調不調の65%が改善し、不安発言も減少した。

 「学校休んだほうがいいよチェックリスト」は、LINEへの友だち登録をすると利用でき、トークから2択の質問を20問回答すると「休ませましょう」「親子で対話を」など4つの回答が出て、休息または対話を推奨する仕組み。

LINEで回答に応じて推奨の対策が表示される

 2023年10月から2024年1月にかけて行った追跡調査では、休息推奨とされた場合に実際に休ませた結果、体調を改善したのは65%、休ませなかった場合の体調改善は31%となり、推奨通りに休ませた方が好結果となっている。

4つの回答と、調査対象者数
休ませるかどうかで、割れた改善結果

 アンケートでは「学校を休ませた結果(または休ませなかった結果)、不安を訴えたり『死にたい』『消えたい』などの発言は減りましたか?」という質問もあり、82.8%がそのような発言が減ったと答えているという。