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不登校の本音を知る著者が回答、「10代の悩み」に向き合う石井しこう氏の新刊が登場

株式会社大和書房が、『学校に行かなかった僕が、あのころの自分に今なら言えること』を2025年5月14日に発売

株式会社大和書房は、ジャーナリスト石井しこう氏による新刊『学校に行かなかった僕が、あのころの自分に今なら言えること』を2025年5月14日に発売した。

同書では、「不登校のまま大人になった著者」が、当時悩んでいた自分を振り返ってメッセージを執筆。石井氏は中学2年生で不登校になり、現在は不登校に関する講演や企画を行うジャーナリストとして活動している。

石井氏は、「不登校の自分がどうしたら生きていけるのか」をテーマにこれまで取材を続けてきた。社会のためでも、誰かのためでもなく、自分自身を救うために400人以上から話を聞き、記事にしてきたという。同書では、取材を通じて出会った不登校経験者や保護者から得た知見から、学校が合わなかったり、モヤモヤを感じていたりする人に向けたメッセージを掲載した。

取材を通して得た知見から、本音のメッセージを掲載

「週一登校で、やたらほめられるのが逆につらい」「コロナ以降、学校がムリになった」「いわゆる『普通』になれない自分が悔しい」など、当事者にしかわからないリアルな悩みに石井氏が回答。「自分の不登校理由がわからない」といった声に対し、見開き完結でヒントやアドバイスを送る内容となっている。

リアルな悩みに石井氏が回答

同書は、学校や不登校生活、家族、自分自身、勉強、進路といったテーマを取り上げ、フリースクールの実態や不登校経験者へのインタビューなども掲載。絵本作家のヨシタケシンスケ氏や、SNS総フォロワー数160万人のひかりんちょ氏も本書を推薦している。

絵本作家のヨシタケシンスケ氏による推薦コメント

著者プロフィール

石井しこう(いしい しこう)
1982年東京生まれ。不登校ジャーナリスト。中学校受験を機に学校生活が徐々に合わなくなり、教員、校則、いじめなどにより、中学2年生から不登校に。同年、フリースクールへ入会。19歳からはNPO法人で、不登校の子供や若者、親など400名以上に取材を行うほか、樹木希林氏や社会学者・小熊英二氏など幅広いジャンルの識者にも不登校をテーマに取材を重ねてきた。現在はNPOを退社し、不登校ジャーナリストとして講演や取材、「不登校生動画甲子園」の開催などイベント運営などでも活動中。【Yahoo!ニュース 個人】月間MVAを二度受賞。著書に『「学校に行きたくない」と子どもが言ったとき親ができること』(ポプラ社)、『フリースクールを考えたら最初に読む本』(主婦の友社)など。

目次

はじめにーあのころの自分に言えそうなことが、見つかりました。
1 学校のこと
2 不登校生活のこと
3 家族のこと
4 自分自身のこと
5 勉強のこと
6 進路のこと
コラム:不登校の先輩に聞きました/フリースクールって実際どんなところ?
おわりにー「人生詰んだ」と思ったあの日から

書誌情報

書名:学校に行かなかった僕が、あのころの自分に今なら言えること
著者:石井しこう
発売日:2025年5月14日
定価:1,650円(本体1,500円+税10%)
判型:A5判
ページ数:144ページ
ISBN:9784479786207
発行:株式会社大和書房