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不登校支援で教育メタバースを活用、富士ソフトのFAMcampusを活用した支援パッケージを神奈川県が採択

富士ソフト株式会社の教育メタバース「FAMcampus」(ファムキャンパス)を活用した「不登校支援パッケージ」が神奈川県の不登校支援事業に採択

 富士ソフト株式会社は、同社の教育メタバース「FAMcampus」(ファムキャンパス)を活用した「不登校支援パッケージ」が神奈川県の不登校支援事業「令和7年度不登校等の児童・生徒支援に係るメタバース運営等業務委託」に採択されたと発表した。

 不登校支援パッケージは、富士ソフトが2022年から提供を開始したFAMcampusに加えて、不登校支援に欠かせないカリキュラム、講師、不登校支援専門員をまとめたもので、「神奈川県学校・フリースクール等連携協議会」と連携しているフリースクール10団体と富士ソフトが共同で運営し、各団体にはメタバース空間のオンライン支援員として活動してもらう。

不登校支援パッケージには、メタバース空間のほかカリキュラム、講師、不登校支援専門員の合計4要素が含まれる

 今回の不登校支援事業では、学校へ行けないなど家から出ることが難しい神奈川県在住の子供たちに学習・交流・相談が可能な安心できる居場所を提供し、子供たちの社会的自立を支援する。

不登校支援パッケージによる支援概要

 なお、神奈川県では、2023年度は県内公立小中学校における不登校児童生徒数が2万3629人で、そのうち4割以上が学校内外の機関などによる相談や指導を受けていないという実態があったという。