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富士ソフト、教育デジタルコンテンツに関する調査研究事業の報告書を公開

 富士ソフト株式会社は、デジタル庁の「教育における広域なデジタルコンテンツの利活用環境の整備に向けた調査研究」事業に関する実施状況報告を公開した。

 この事業は「教育デジタルコンテンツとして利用可能な電子書籍や動画、画像等のデジタルコンテンツを学校等で利用するための環境を整備する」という目的で行ったもので、富士ソフトが採用され、2022年8月9日から2023年3月31日まで実施した。

 具体的な事業の調査研究内容は以下のとおり。

・教育デジタルコンテンツと学習指導要領コードの紐づけに関する調査・検証
・学習指導要領コードの紐づけを自動化するAI システムのプロトタイプ開発・実習
・紐づけた教育デジタルコンテンツを検索するアプリケーションのプロトタイプ開発・実証
・将来に向けた教育デジタルコンテンツのさらなる利活用について課題の整理と提言

 さらに、教育関係者や有識者からのヒアリング情報を基に、将来に向けた教育デジタルコンテンツのさらなる利活用について課題の整理と提言を行ったほか、さまざまなステークホルダーや関係省庁との情報共有や連携が必要となることを確認し、望ましい将来に向けたアーキテクチャのイメージを提案したという。

望ましい将来に向けたアーキテクチャの提案

 富士ソフトではこの事業を「広域な教育デジタルコンテンツと学習指導要領コードがつながる未来への第一歩だと考える」としている。この事業に対する取り組みは、5月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催の教育総合展「EDIX東京」の富士ソフトブースにおいて、5月10日にプレゼンテーションステージにて紹介するという。