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池上 彰氏×学研の児童書『正しく疑う 新時代のメディアリテラシー』、予約開始

『正しく疑う 新時代のメディアリテラシー』(池上 彰 監修/発行:株式会社学研ホールディングス)

株式会社学研ホールディングスのグループ会社、株式会社Gakkenは、池上 彰氏監修の児童書『正しく疑う 新時代のメディアリテラシー』の予約販売を開始した。発売は、2025年3月21日を予定している。

同書は、スマートフォンの普及で情報発信が容易になった現代において、子供たちに必要なメディアリテラシーをテーマにしている。SNSにおける誹謗(ひぼう)中傷やフェイクニュース、闇バイト、生成AIなど、多様な課題をわかりやすく解説しており、トラブルを未然に防ぐための知識を掲載した。

インターネットを経由して犯罪に巻き込まれる可能性をひもとき、身を守る方法を紹介

また、普及が進む生成AIの使い方や気を付けるべきポイントも紹介。生成AIをどう活用すべきかと、生成AIがつくったものの著作権に関する現状の考え方についても解説している。

生成AIの利用に関する注意点と留意点を紹介

SNSの利用に関しては、他人から認められたい気持ちの「承認欲求」に関しても図説でわかりやすく紹介した。周りから認められたいと思い、頑張る気持ちとなる承認欲求は大切な感情としつつ、やみくもに自分をよく見せようとして、つらい気分になるような場合は、SNSとの関係性を見直すべきであるとした。

SNSとの付き合い方を平易な言葉で解説

同書では、各章の冒頭にマンガを設け、中高生の日常を描いたストーリー仕立てで構成している。第1章では、アイドルオーディション番組にハマる女子中学生、第2章ではネット上の意見に人生の決定を左右されそうになる男子中学生、第3章では、軽はずみな気持ちで悪ふざけ投稿をしてしまった男子高校生など、身近な主人公たちが描かれ、読者が感情移入しやすい内容となっている。

「第3話 こんなつもりじゃなかったのに」より

同書は、Gakkenの「新時代の教養」シリーズの最新刊であり、累計発行部数80万部を突破した人気シリーズの1冊だ。同シリーズには、ベストセラー『なぜ僕らは働くのか』や『僕らの未来が変わる お金と生き方の教室』がある。

「新時代の教養」シリーズのラインアップ

書誌情報

書名:正しく疑う 新時代のメディアリテラシー
監修:池上 彰
定価:1,650円(本体1,500円+税10%)
発売日:2025年3月21日
判型:A5変型判
ページ数:176ページ
ISBN:9784052059711
発行:株式会社Gakken