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「生成AIのなぜ?」を解説、13歳から読める実用書が重版決定
2025年5月13日 17:00
株式会社RevCommは、書籍『ゼロからわかるITほんき入門+マンガ 生成AIのなかみ』が重版決定となったことを2025年5月13日に発表した。同書は、同社取締役でリサーチディレクターの橋本泰一氏が監修を務めている。
同シリーズは、13歳から大人を主な対象としてIT・技術の知識を学びたい若年層や文系・ノンエンジニア層に向け、テクノロジーや関連用語を中高生でも理解できるようにわかりやすく解説。専門知識がなくても仕組みや活用方法を理解できるようにした。
同書では、「AIってなに? AIはどう進化してきたの?」「なぜAIは急激にかしこくなったの?」「生成AIによって私たちの仕事や生活はどう変わるの?」など、生成AIの「なぜ・なに」を簡潔に説明。技術部分の説明は極力控え、重要な概念やキーワードから生成AIの全体像をつかむことができる。
内容は6章構成となっており、前半ではAIについての「そもそもな疑問」をテーマごとに解決。AIが得意とする「会話する」「ものを見る」「文章を書く」といった能力を紹介するほか、後半では、AIがもたらす仕事や暮らしの変化について触れ、将来の姿を想像できるように工夫した。
監修を担当した橋本氏は、東京工業大学大学院で博士号を取得し、AI分野で長年の研究と開発経験を持つ専門家である。現在は、RevCommでAI技術を利用した音声認識・音声合成・対話解析を研究しており、同書の監修にもその知見が生かされている。
著者プロフィール
黒川なお(くろかわ なお)
ライター。近畿大学生物理工学部卒、横浜国立大学大学院(MOT:技術経営)修了。
2017年にフリーランスとして独立。マネジメントからテクノロジー、マーケティング、コミュニケーション、教育、ライフスタイルにいたるまで幅広く取材し、書籍や雑誌、Webマガジンなどで構成・執筆を手がける。取材対象の魅力や本質をわかりやすく伝える構成力・文章力に定評がある。近年は作家として絵本の構成・執筆にも携わっている。
監修者プロフィール
橋本泰一(はしもと たいいち)
2002年東京工業大学 大学院情報理工学研究科 計算工学専攻 博士課程修了。博士(工学)。
2002年より東京工業大学 助手および特任助教授(特任准教授)として自然言語処理の研究に従事。2012年よりグリー株式会社、2014年よりLINE株式会社に在籍。ビッグデータ分析プラットフォームやスマートスピーカーを開発。
2021年より株式会社RevCommで、AI技術を利用した音声認識、音声合成、対話解析の研究をリード。著作実績に『データ分析のための機械学習入門 〜Pythonで動かし、理解できる、人工知能技術〜』(SBクリエイティブ)がある。情報処理学会、人工知能学会、言語処理学会、音響学会、各会員。
目次
第1章 そもそもAIってなに?
第2章 生成AIってなに? これまでのAIとなにが違うの?
第3章 なぜ生成AIは急激にかしこくなったの?
第4章 AIにできることは?
第5章 何がどう変わるの? AIと生きる未来のしごと編
第6章 なにがどう変わるの? AIと生きる未来のくらし編
書誌情報
書名:ゼロからわかるITほんき入門+マンガ 生成AIのなかみ
著者:黒川なお
監修者:橋本泰一
発売日:2024年9月11日
定価:1,980円(本体1,800円+税10%)
判型:A5判
ページ数:208ページ
ISBN:9784295020134
発行:株式会社インプレス