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スズキ教育ソフトが新アプリを追加、メディア・リテラシー学習を支援する「ふしぎの世界のリテディア」
2025年8月7日 10:30
スズキ教育ソフト株式会社は、教育クラウドサービス「edu-cube」に新アプリ「ふしぎの世界のリテディア」を追加した。
同アプリは、子供たちのメディア・リテラシーを育てることを目的として開発された。メディア・リテラシーとは、メディアの特性を理解して情報を読み解く力や、表現・発信する力、メディアのあり方を考えて行動する能力を指す。
スズキ教育ソフトは、現代の子供たちがさまざまなメディアや情報技術に囲まれて生活しているため、この能力が必要不可欠としている。
同アプリでは、児童が自分で作成したアバターを使い、物語形式でストーリーを進めながらメディア・リテラシーの学習を進める仕組みとなっている。1回あたりの学習時間は約5分のため、朝学習や休み時間、家庭学習などの場面で手軽に取り組める点が特徴だ。
学習課題には、動画の撮影方法や構成、「アップ(被写体に寄る動き)」と「ルーズ(被写体から離れる「引き」の動き)」という映像効果などの表現方法などが含まれている。学習の進ちょく状況は教員用画面で確認でき、授業や個別指導にも活用できる。
アプリの監修は、メディア・リテラシーの育成に関する研究に取り組んでいる日本大学 教授の中橋 雄氏が担当。今後は「生成AIとの関わり方」など、新しい情報技術に対応した内容も追加する予定だ。
なお、スズキ教育ソフトは、2025年9月23日(火・祝)に「2025年度 情報教育対応教員研修全国セミナー 生成AIとデータ利活用で実現する新しい教育のカタチ」を東京都中央区で開催する。当日は「ふしぎの世界のリテディア」を使ったワークショップのほか、中橋氏によるミニセミナーを予定している。参加費は無料で、専用フォームから事前の申し込みが必要。