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【1,592名に調査】高校生と大学生の6.8%が「闇バイトの勧誘に遭遇」、32.9%は「断れないかもしれない」と回答
2025年2月28日 12:03
スタディプラス株式会社のStudyplusトレンド研究所は、学習管理アプリ「Studyplus」を通じて全国の高校生・大学生を対象に「バイトに関するアンケート」を実施。その結果、6.8%の学生が「闇バイト」の勧誘や募集に遭遇した経験があると回答した。
<調査概要>
調査対象:全国の「Studyplus」ユーザー(高校生・大学生)
回答者:1,592名
【属性分類】高校1年生379名、高校2年生454名、高校3年生563名、大学1年生105名、大学2年生34名、大学3年生20名、大学4年生30人、その他7人
調査方法:学習管理アプリ「Studyplus」上でアンケート回答を依頼し、オンラインで回答を回収
調査時期:2024年11月25日〜12月1日
闇バイトの疑いがある誘いを受けたり、闇バイト募集と思われるSNSの投稿や募集を見たことがあるかを聞いたところ、6.8%(109人)が「経験がある」と答えた。
さらに、友人や知人などの周囲の人が闇バイトの疑いがある誘いを受けたり、闇バイトの募集と思われるSNSの投稿や募集を見たことがあるかについては、8.6%(137人)が「経験がある」と回答している。
回答者が「闇バイトかもしれない」と感じた内容については、56人が募集内容を記述しており、「楽に稼げる」「SNS・メール経由の募集」「猫探し」「シール貼り」「投資に関すること」などを挙げている。「楽に稼げるバイト」の募集事例では、高額な日給や簡単な作業というような誘い文句が多い。
また、「猫探し」に関しての記述が11件あった。主に「夜中に猫を探すバイトの募集」という内容だが、猫が「高級車」「レクサス」「監視カメラ」などの隠語として使われていることが示されており、実際のバイト内容は猫探しではないことが考えられる。
「闇バイトに誘われたらどうするか」という質問には、67.0%が「闇バイトだと見抜き、断れると思う」と答えたが、23.9%は「闇バイトだと見抜けるが断れないかもしれない」、9.0%は「闇バイトだと見抜けず、断れないかもしれない」と回答。全体の32.9%が「断れないかもしれない」と感じていることがわかった。
Studyplusトレンド研究所は、6.8%の人が闇バイトだと思われる募集や勧誘に遭遇したと回答したことや、SNSを通じて直接アプローチされた回答者もいたことから、「闇バイトが学生たちの身近に迫っている印象を受ける」とした。また、今回の調査で明らかになった「具体的な募集内容」や「怪しいと感じた観点」を共有することで、「一人でも思いとどまる学生が増えることを期待する」と所感をまとめている。
同調査結果の詳細は、同研究所の公式サイトで確認が可能だ。