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詐欺の最新実例・対策を解説、『騙されない為の教科書』新版を高校に無償配布

一般社団法人HASSYADAI socialが、『騙されない為の教科書』vol.2を全国の高校と少年院・児童養護施設に無償配布(出典:一般社団法人HASSYADAI social、以下同じく)

一般社団法人HASSYADAI social(以下:ハッシャダイソーシャル)は、全国の高校や少年院、児童養護施設を対象に、詐欺被害防止教材『騙されない為の教科書』vol.2の無償配布を開始した。

同教材は、若者が社会に出る前に詐欺や悪徳商法の被害に遭わないようにすることを目的とした消費者教育プロジェクトとして制作。初版は47都道府県の高校を中心に、累計で67万部以上を配布しており、学校では「家庭科」や「公民科」、特別活動の授業でも活用されているという。

新版では、「闇バイト」のほかオンラインゲームから発展する詐欺、「AIなりすまし詐欺」など、若者を狙う最新の手口を反映した内容に更新。SNSの普及に伴い、若者が詐欺に巻き込まれるケースが増加していることから、実例を用いてリスクと対策を具体的に解説した。

闇バイトの手口をわかりやすく紹介
オンラインゲームから発展する詐欺について解説

ハッシャダイソーシャルでは出張授業も行っており、教材を活用したワークショップやディスカッションを通して、生徒が詐欺の仕組みを「体験的」に学ぶ機会を提供。一部の学校には、ボードゲーム形式で投資詐欺を疑似体験する授業も実施している。

特別授業の様子

教材は専用フォームから申し込みが可能。ハッシャダイソーシャルは、同教材を日本全国の高校生(約300万人)に配布することを目指すという。