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中高生の80%が推し活中、人気はK-POPアイドル・韓流俳優、J-POPアイドル、アニメ

推し活をしているかどうか

 スタディプラス株式会社のStudyplusトレンド研究所は「推し活についての調査」を実施し結果を発表した。中高生の80%以上が推し活をしており、なかでも多いパターンは推しのきっかけがYouTubeで月に使うお金は5000円だという。

 調査は2023年11月2日から11月6日にかけてアプリ「Studyplus」上で行なったもの。5831名から回答を得たが、そのうち回答者の属性としては女性が4916名(84.3%)と多くを占め、また3854名(66.1%)が高校生で、特に高校3年生が1804名(30.1%)と最多となっている。スタディプラスによればStudyplus全体のユーザー比率に近い結果になっているという。

推し活のカテゴリー
学年別の推し活のカテゴリー

 推し活をしているかどうかは、83.3%がしていると回答、「推し」のカテゴリーは複数回答で「K-POPアイドル・韓流俳優」が1478人(30.4%)、J-POPアイドルが1469人(30.3%)、アニメが1446人(29.8%)の3つが人気のカテゴリー。さらに、YouTuber・インフルエンサー、漫画、VTuber・ボーカロイド、ゲーム、ミュージシャン・アーティストと続いている。学年別では全体的な傾向は似ているものの、年代層によってはK-POPアイドル・韓流俳優よりもJ-POPアイドル、特に低い年代ではYouTuberと答えた人が多くなっている。

推し活の活動期間
いつから推し活をしているか
推し活のきっかけ

 また、推し活の期間は1年以上が75%超えとなったほか、推し活の開始時期も小学生時代からが2289人(47.1%)となっているほか、推し活のきっかけで最も多かったのは「YouTube」で見てが1565人(32.2%)で次点の「テレビや雑誌で見て」の990人(20.4%)を大きく超える結果となった。

推し活の具体的活動

 推し活の具体的活動については、コンサートに行くなどの「応援」をはじめ「生成」「育成」「派生」「拡張」の5分類に分けたところ、関連グッズなどの商品購入や長期間に渡って応援する「育成」がほかよりも特に多く、活動している割合は9割超となった。

推し活に使う時間

 使う時間についても週に3.5時間までが最も多く全体の27.6%となったほか、それよりも多い人では週に7時間までが23.8%、14時間までが14.6%となった。その結果、週に7時間、1日あたり1時間以上の推し活を実施しているのは半数以上となっているが、学年別に見ていくと週に14時間までと答えた人が、学年が進むにつれて減り、受験が近づくにつれて時間が抑えられていく傾向が見て取れる。

推し活にお金を使っているか
推し活に1カ月間で使う金額

 使うお金については全体では月に5000円までという人が45.3%と最も多くなっていて、次いで1000円までという人が32.4%。一方で5000円を超えて使う人も2割以上になった。

推し活をしていない人が、推し活をしたいと思うか

 一方、推し活をしていない人に対して、推し活をしたいかを聞いた質問では「興味がない」が48.6%と多く、明確に否定する「したくない」も13.9%となった。