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高校生が選ぶ「将来役立ちそうな教科」第1位は英語、スタディプラス調査
2025年8月15日 08:30
スタディプラス株式会社のStudyplusトレンド研究所は、全国の高校1・2年生を対象に実施した「学びに関するアンケート」の結果を2025年8月14日に公表した。調査は、同社が提供する学習管理アプリ「Studyplus」上で行われ、298人から回答を得ている。
調査対象:全国の「Studyplus」ユーザー(高校1・2年生)
回答者:298名
【属性分類】
高校1年生 137名(女子97名・男子39名・わからない/答えたくない1名)
高校2年生 160名(女子92名・男子60名・わからない/答えたくない8名)
その他 1名
調査方法:学習管理アプリ「Studyplus」上でアンケート回答を依頼し、オンラインで回答を回収
調査時期:2025年6月16日〜6月23日
「今後の人生に役立ちそうな教科」という設問では、「英語」が24.1%で最多となった。次いで「国語」14.0%、「社会」12.9%と続き、主要な文系教科が上位を占めている。
一方で、「今後の人生でどう生かしたらいいかわからない教科」として、「美術」が最多の20.8%、次いで「数学」15.2%、「音楽」「理科」が14.7%と、理数系や芸術系教科が上位に挙がった。
また、学校の授業以外で学んでみたいテーマを聞いたところ、「社会科学(心理学・文化など)」が20.2%と最も多く、「ビジネス・経済(マーケティング・金融・経営・企業など)」(14.8%)、「国際交流(英語・海外留学など)」(14.5%)が続く。
国立青少年教育振興機構が2025年7月に発表した調査によると、高校生の45.9%は「社会に出たら理科は必要なくなる」と考えており、日本・アメリカ・中国・韓国の4カ国で日本が最も高い割合となった。
スタディプラスによれば、文系教科より理系教科の方が「将来に生かしづらい」と感じている傾向があり、理系教科は内容が高度になるにつれて、実生活や社会とのつながりを見いだしにくくなるという意見が多く見られたという。
なお、「歴史などの知識を身に付けることで、相手のバックグラウンドに配慮し、適切なコミュニケーションが取れる」「音楽や美術を学ぶことで、言語や文化の違いを超えて多様な人々とわかり合える」「同じ番組を観るときでも、知識があることでより深く楽しめる」といった、教養の必要性を実感する回答も多く寄せられている。
調査結果の詳細は、Studyplusトレンド研究所の公式サイトで確認が可能だ。