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教員向け生成AI「スタディポケット for TEACHER」が補助金活用で1年間無料に

経産省の「働き方改革支援補助金2024」に採択、すべての学校が対象

スタディポケット for TEACHER

 株式会社CODEGYMは、校務DXを推進する教員向けの生成AIクラウドサービス「スタディポケット for TEACHER」が経済産業省「令和5年度補正予算 探究的な学びに資する民間サービス等利活用促進事業費補助金」に採択されたと発表した。2025年3月31日まで約1年間無料提供する。

 補助金を活用して無料提供の対象となる学校は公立や私立を問わず、日本全国の小学校、中学校、高校、特別支援学校、高等専修学校、義務教育学校、中等教育学校と、一定の基準を満たしたフリースクール。補助金を活用した導入相談のためのコールセンターも設置する。

 スタディポケット for TEACHERは、校務支援のプロンプトライブラリが数十種類用意され、最適な回答を得るために慣れやコツが必要なプロンプト入力をせず生成AIを利用できる特徴がある。

授業テーマを入力するだけでタイムテーブル付きの指導案を作成

 プロンプト入力をしなくても、マウス操作やタッチデバイスで直感的に使え、授業準備や校務文書の作成などにかかる時間を省力化して教員の負担軽減を実現するという。また、通常チャットによるプロンプト入力にも対応するため、慣れてくれば独自プロンプトによる操作も可能になる。また、授業以外にも活用できる。

プロンプトライブラリを「逆引きモード」として用意し、プロンプト入力なしにマウス操作などで使える
授業以外にも学級会計のための一般的な経理の質問にも対応
教員のメンタルヘルスに関する質問にも答えられる

 スタディポケット for TEACHERは、文部科学省の生成AI利用のガイドラインに準拠しており、セキュアに学校現場に導入できる。入力された情報は、AI・LLMの機械学習に利用されることはないとしている。さらに、スタディポケットは文部科学省「学校DX戦略アドバイザー」サポート事業者として認定され、令和5年度リーディングDX「生成AIパイロット校」への導入支援の実績がある。

 導入に際しては、コールセンターを設置するほか、担当者が導入支援するオンラインミーティングの予約、資料請求ができるWebページを用意した。

 5月8日から10日にかけて東京ビッグサイトで開催する「第15回 EDIX(教育総合展)東京」(EDIX東京2024)に出展する。展示ではスタディポケット for TEACHERの機能や活用事例などを担当者が実演デモを交えて詳しく紹介する。

東京ビッグサイトで開催する「第15回 EDIX(教育総合展)東京」(EDIX東京2024)に出展