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横須賀市、校務支援生成AIサービス「スタディポケット for TEACHER」を全市立学校に導入

横須賀市が全市立学校に校務支援生成AIサービス「スタディポケット for TEACHER」を導入し、教職員2,023人が利用開始

スタディポケット株式会社は、神奈川県横須賀市において市内すべての市立学校が校務支援生成AIサービス「スタディポケット for TEACHER」を導入したことを2025年5月1日に発表した。

対象は、小学校(44校)、中学校(23校)、高等学校・全日制(1校)、高等学校・定時制(1校)、特別支援学校(2校)の計71校。利用する教職員は2,023人で、4月より本格運用を開始している。

この取り組みは、スタディポケットが提供するクラウド型AIサービスについて、横須賀市が公的事業として正式採用したものである。4月18日には、各校の校長を含む教職員を対象に操作研修が実施された。

スタディポケット for TEACHERは、生成AIを活用して教職員の校務業務を支援するサービスである。年間計画や指導案などの草案、校務文書の雛形、単元ごとの授業展開案、評価ルーブリックなどの作成支援、試験問題の作成など、幅広い業務をサポートする。生成AIへの指示が「プロンプト」だけでなく「逆引きモード」としてマウス操作やタッチデバイスで操作できることも特徴。

スタディポケットは、文部科学省の「学校DX戦略アドバイザー事業」サポート事業者として登録され、教育機関・学校に特化した生成AIサービスを展開している。特に、校務支援や学習指導効率化のほか、児童生徒の個別最適な学びを支援するツールの開発を強みとしている。