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校務支援システム「C4th」、テックタッチで問い合わせ4割減
2025年6月25日 08:30
テックタッチ株式会社は、株式会社EDUCOMが提供する統合型校務支援システム「C4th」(シーフォース)に、自社のAI型次世代デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」が採用されたことを発表した。
C4thは全国約600自治体、11,000校以上の小中学校で利用されているが、学期末や年度初めなどの繁忙期に学校からの問い合わせが集中し、電話がつながるまでに長時間待たせてしまうという課題があった。チャットボットなども用意していたが、代替手段としての効果を発揮しきれていなかったという。
EDUCOMは、繁忙期の問い合わせ対応を軽減するためテックタッチを導入。導入後、問い合わせ件数が初月で約4割減少し、連絡・共有機能では問い合わせ数が約80%削減された。児童生徒の進級・入学・卒業に関する操作では、入力支援のツールチップが効果を発揮し、ガイドが複数ページにまたがる操作を案内することで年号の入力ミスなどを防止できるようになった。
今後EDUCOMでは、教育現場の利便性を向上させるためテックタッチの標準装備と全校展開を進める予定だ。さらに、テックタッチのダッシュボード機能を利用して、操作ガイドの再生数や利用状況を自治体単位で詳細に分析。これまでのサポート品質を維持しつつ、テックタッチでユーザー体験の最適化を図ることで、ユーザー満足度と製品品質の強化を目指す。
EDUCOMのCS本部カスタマーサクセス部は、「テックタッチの導入で劇的に問い合わせ件数が減少し、非常に効果を感じている。今後は新機能をスムーズに利用できるガイドや、オンボーディングに特化したガイドを作成するなど、より教員が使いやすい製品を目指し、テックタッチを活用する」などとコメントしている。
●テックタッチ動作画面(ナビゲーション編)