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ソニーと放課後NPO、小学生向け無料STEAMプログラムの実施団体を募集

ソニーグループ株式会社と特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクールが、協働で実施する「感動体験プログラム」について2025年度実施団体の募集を開始

ソニーグループ株式会社と特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクールは、小学生の教育格差縮小を目的とした「感動体験プログラム」について、2025年度実施団体の募集を開始した。

同プログラムは、子供たちの創造性や好奇心を育む体験の機会を提供するもので、対象は学童保育や放課後子供教室、児童館、子供食堂など、小学生の放課後活動を行う全国の団体である。プログラム内容として、ソニーのテクノロジーやエンターテインメントを活用したSTEAM分野の8つの体験型学習を提供。2024年度は、全国20カ所で実施され、約390人の子供たちが参加した実績がある。

プログラミングロボットの「aibo」やプログラミングブロック「MESH」などを利用したSTEAM分野のプログラムを提供

教育格差の背景には、貧困や家庭環境・地域の違いがあるとされており、学習機会だけでなく体験活動の機会にも大きな差が生じている。小学校低学年の放課後・長期休みの時間は年間約1,600時間とされており、学校の授業時間よりも長い。この時間を活用し、子供たちが価値ある体験を得ることが体験格差の縮小につながるという。

ソニーは、2018年から子供たちへの支援を行うNPOなどの外部団体と連携して同プログラムを展開している。このうち、2020年度から2023年度までの取り組みについて、特定非営利活動法人ソーシャルバリュージャパンによる第三者評価を実施。創造性や好奇心といった非認知能力のほか、挑戦心や協働力などの指数が向上していることが確認された。

2020年度から2023年度まで、体験プログラムにおける効果や再現性について第三者評価を実施

2025年度の募集期間は5月25日(日)までで、参加費は無料。専用サイトでプログラム実施団体を受け付けている。プログラムには、子供向けに提供する「単発プログラム」と、スタッフを対象とした研修と子供向けプログラムを合わせた「長期プログラム」があり、訪問とオンラインで実施する。