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放課後NPOアフタースクール、大阪府豊中市と包括協定を締結

特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクールと大阪府豊中市が、放課後事業の充実・発展を目指し、包括連携協定を締結

特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクールは、大阪府豊中市と放課後の居場所づくりに関する包括連携協定を締結したことを2025年7月22日に発表した。

放課後NPOアフタースクールは「日本中の放課後を、ゴールデンタイムに。」を掲げ、全国で安全で豊かな放課後の場をつくる活動を行っている。今回の協定では、豊中市とともに市内の小学生の放課後の居場所の質を高めることを目的として、実態調査を実施。必要な施策を検討・実行する方針だ。

豊中市では、待機児童ゼロを目指した放課後児童クラブの入会条件緩和や長期休み中の昼食提供など、働く保護者に寄り添う施策を進めてきた。また、学習支援や校庭開放など、子供の成長を支える事業も展開している。一方で、子供の声を反映する取り組みや高学年向けの居場所の不足など、課題も残っている。

協定には、子供が主体となる居場所づくりのための施策検討が盛り込まれており、放課後NPOアフタースクールと豊中市が共同で計画を立て、実行していく。また、市職員への「子供の権利」などに関する研修や、放課後こどもクラブにおける子供の意見聴取・反映を目的としたワークショップを検討する。

放課後NPOアフタースクールは、子供に寄り添った放課後の居場所づくりの進め方に悩んでいる自治体が数多くあるとしている。そのため、今回の連携が他自治体にとっても課題解決に寄与できる先行事例となり、子供たちの放課後がゴールデンタイムとなることを目指して取り組んでいくという。