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AI英会話、間違いを恐れなくていいメリットを95%以上が実感──スキルアップ研究所調査

スキルアップ研究所が「英語学習アプリにおけるAI英会話の利用実態に関する調査」を実施

株式会社学研ホールディングスのグループ会社で、AI英会話アプリ「Talkful」を運営する株式会社ベンドは、同社が運営する「スキルアップ研究所」にて「英語学習アプリにおけるAI英会話の利用実態に関する調査」を行い、結果を発表した。2025年3月の調査に続くもの。

調査結果から、AI英会話機能の学習効果の実感率が大幅に向上していることや、「間違いを恐れなくていい」体験が英語学習の心理的ハードルを下げ、自信向上につながることが明らかになった。

【調査概要】
調査名:英語学習アプリにおけるAI英会話の利用実態に関する調査
対象者:英会話アプリを使った経験のある20〜60代の人
対象地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年6月11日〜6月18日
回答数:200名

・AI英会話機能の学習効果の実感率が大幅に向上
同調査では、AI英会話機能を利用する8割以上が英会話力向上に「役立っている」と回答し、「全く役立っていない」との回答は0人だった。

AI英会話機能が「非常に役立っている」は9.5%で、「ある程度役立っている」が76.9%(出展:スキルアップ研究所)

前回調査では、AI英会話機能の利用により英会話が「上達した」「やや上達した」と実感した人の割合は53.5%だった。この結果から、AI英会話がより実践的な英会話力向上に直結するツールへと進化し、学習者がその手応えを強く感じるようになったことが示唆されるとベンドはコメントしている。

・「間違いを恐れなくていい」メリットを95%以上が実感
AI英会話における「間違いを恐れない」体験が、実に95%以上の学習者に対し、英語学習全体から日常生活にまで好影響を及ぼしていることが明らかになった。「好影響はない」との回答は5%未満であった。

具体的には、約4割が「英語を話す心理的ハードルが下がり、学習意欲が高まった」と回答し最多となった。さらに「コミュニケーション全般への自信向上」「日常で意識的に英語に触れる機会の増加」といった肯定的な変化も報告されている。

約4割が「英語を話す心理的ハードルが下がり、学習意欲が高まった」と回答(出展:スキルアップ研究所)

・AI英会話には「会話の豊富さ」より「自分に合った内容」を求める
AI英会話にユーザーが求める改善点は、前回調査で不満点のトップであった「会話の単調さ」から、「自分のレベルや目的に合った会話」と「的確でわかりやすいフィードバック」へと明確にシフトしている。

今後の利用意向を高める改善点を聞いたところ、「自分の英語レベルや学習目的に合わせて会話内容や難易度が最適化される」が最多回答となり、次いで「発音や文法の間違いをより的確に、わかりやすくフィードバックしてくれる」が続いた。

半数以上が「レベルや学習目的に合わせた会話や難易度」の最適化を希望(出展:スキルアップ研究所)