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ソニーとJR東日本、FeliCaとキャッシュレス決済を学ぶ出張授業希望校を募集
2025年5月16日 08:00
ソニー株式会社エンタープライズソリューション事業部は、中学校向け教育プログラム「電子マネーから学ぶ、キャッシュレスと経済のしくみ」の2025年度募集を開始した。
非接触ICカード技術「FeliCa」を開発したソニーと、FeliCaを活用したSuicaサービスを提供する東日本旅客鉄道株式会社が共同で首都圏の中学校を対象に講師を派遣し、無償で出張授業を実施する。
応募は、NPO法人企業教育研究会の「電子マネーから学ぶ、キャッシュレスと経済のしくみ」のページから。締め切りは5月30日(金)の17時。
同プログラムは、子供たちがキャッシュレス決済の意義を理解し、金銭管理の知識と判断力を身に付け、正しく活用できるようになることを目指している。これまでの4年間で、累計38校・約3,700名の生徒がプログラムを受講した。
授業では、2021年度から全面実施された中学校新学習指導要領(技術・家庭科)に基づいたオリジナル教材を利用。キャッシュレスが推進されている背景や利便性・メリットのほか、事例をもとに社会や生活の変化を学ぶ。
時間は50分×2コマ(100分)で、実施人数は1日最大1~6クラス。場所は、教室・体育館・多目的ホールを想定している。
1コマ目では、キャッシュレス決済について、身の回りにある決済方法について整理し、それぞれの特徴を学ぶ。また、キャッシュレス決済の技術の1つとして、FeliCaの電子マネーカードの仕組みについても解説する。
さらに、キャッシュレスの利便性について、消費者だけでなく店舗などの導入者の目線からも考えることで、社会経済とのつながりを自分事として学ぶ。
2コマ目では、キャッシュレスは自分たちにとってどんないいことがあるか、利用者側と店舗側の多角的な視点からグループワークで考えて発表する。
また、キャッシュレスを利用する上での注意点や対処法などを紹介。キャッシュレスが推進されている背景や、社会や私たちの生活がどのように変化するかを講師の仕事紹介も交えて学ぶことが可能だ。
同プログラムを受講した中学生と教職員2814名に実施したアンケートでは、91%の生徒が「楽しかった」という声を寄せている。
※「Suica」は、東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
※FeliCaは、ソニーグループ株式会社またはその関連会社の登録商標または商標です。