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「生成AIで作成された志望理由書はどう評価されるか」、河合塾が大学教職員向けオンラインセミナーを開催
2025年3月5日 12:03
学校法人河合塾は、大学教職員を対象としたオンラインセミナー「入試での多面的評価支援ミニセミナー」を2025年3月19日(水)に開催する。テーマは「生成AIで作成された志望理由書はどう評価されるか」で、九州工業大学の木村智志氏が講演を行う。
近年、生成AIの活用が進んでいるが、入学者の過半数が利用し、志望理由書などの出願書類が重視される総合型・学校推薦型選抜(いわゆる年内入試)では、すでに書類作成の場にAIが入り込んでいると指摘されているという。
木村氏は、出願書類に生成AIが活用された際の影響について、いち早く研究を開始。日本の大学入試制度に関する問題の解決を図る大学入試学会にて研究成果を昨年9月に発表し、「大会発表賞 第2号(2023-24年度)」を受賞した。
同レポートでは、生成AIと大学生が作った志望理由書を比較し、それを評価することで生成AIの影響をシミュレーションしている。検証当時、AIへの依存度が高い志望理由書は評価が低かった一方、適切な指導のもとで利用された場合は評価が高まる傾向が示唆された。そのほか、レポート内では調査の詳細とともに、今後の生成AI利用と評価のあり方が考察されている。
同セミナーでは、同学会での発表内容や最新の知見を交えながら、生成AIが入試の書類審査に与える影響に焦点を当てる。
セミナーの概要は、以下の通り。
名称:生成AIで作成された志望理由書はどう評価されるか
日時:2025年3月19日(水)13時〜14時
対象:大学教職員(特に入試企画・業務担当者)、教育関係者
形式:オンライン(Zoomウェビナー)
講演者:木村智志氏(九州工業大学 高大接続センターアドミッションオフィス准教授)
参加費:無料
申し込み:セミナー案内ページより
申込締切:2025年3月17日(月)