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河合塾、1300問以上を高校向けICT教材「tokuMo」に追加

対応教科が7教科に

AI搭載のICT教材「tokuMo(トクモ)」をアップデート

 学校法人河合塾は高校向けのICT教材「tokuMo(トクモ)」に、新科目として「生物」と「公共」を追加し、既存科目の「情報I」に340問を追加するなど、合計で1300問を超える問題を追加した。

 tokuMoは、AIを搭載したICT教材。英語、数学、国語、理科、地歴、公民、情報の7教科を提供し、今回、理科の科目として生物に200問、公民として公共に300問を追加した。

「AIあり」「AI」なしの出題形式を選択できる

 追加問題の内訳は、情報Iに340問、化学基礎に200問、化学に200問、物理基礎に200問、物理に200問、生物基礎に200問の合計1340問。「情報I」は提携した株式会社実教出版からの提供となるが、そのほかは河合塾の教科指導ノウハウによって作成・監修した問題になっているという。

「情報I」は提携した株式会社実教出版の340問を追加
「情報I」の問題例

 tokuMoは、AIが生徒の学習情報を細かく分析し、理解度に応じて最適な問題を出題する個別最適化学習のほか、おすすめ問題自動配信機能、ブックマーク機能などを兼ね備えている。

生徒向けの主な機能

 教員向けには、AIによる課題作成サポートや成績閲覧機能、オリジナル問題登録機能、レポート機能を用意している。

教員向けの主な機能
数学と理科の一部問題は手書き入力に対応し、教員は生徒が記載したメモも確認できる

 Webブラウザー上で動作するため、パソコンやタブレット端末で利用できるが、スマートフォンからの利用は非推奨。利用料は1IDあたり月額1100円(税込)となっているが、現在、学校や教育委員会を対象に2カ月無料で体験できるトライアルを用意している。

 なお、無料トライアルでは、今回のアップデートで追加した科目や問題も利用できる。