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河合塾、高校向け6教科ICT教材「tokuMo」開始、課題やテストをAIが自動作成

5月末まで無料のトライアルキャンペーンを実施

 学校法人河合塾は、高校向けのICT教材「tokuMo(トクモ)」のサービスを開始した。授業内での使用を想定した教材で、情報Iを含む6教科に対応、動作する環境はPCまたはタブレットとしている。価格は1IDあたり月額1100円で、5月末まで無料のトライアルキャンペーンを実施する。

 tokuMoは高校の先生が授業で使いやすいことを追求、先生の意見を取り入れて生徒の学力定着と教員の業務軽減の両立を目指して開発したという。

 特徴的な機能としては、課題やテストをAIが自動作成する機能を搭載、AIが生徒の理解度に応じた課題をグループごとに作成する。予約配信機能を使えば、授業終了時に配信することも可能。さらに、課題の採点や集計も自動で行われ、先生のプリント作成や採点といった業務を大幅に軽減する。

生徒向けの機能
先生向けの機能

 また、各教員が作成した問題の登録と共有や、学習履歴をもとにした面談資料の作成など、さまざまな機能が現場の教員を支援する。

 生徒向けでも、AIが生徒の学習状況を分析、個別に最適な問題を提示するほか、忘却曲線にもとづいた問題自動配信機能で学習定着を支援する。

教員用画面のサンプル
生徒向け画面のサンプル

 河合塾では「生徒の自習用として使われることの多かった従来のICT教材と一線を画すもの」としている。

 なお、5月末までの無料トライアルキャンペーンでは、生徒向けと教員向けの機能が体験でき、その後に正式申込をすると、学習データもそのまま移行できるという。