河合塾が実教出版と連携、高校向け教材『tokuMo』に実教出版のコンテンツを掲載

tokuMo 教科「情報」の学習画面

学校法人河合塾は、実教出版株式会社との業務提携を2024年5月7日に発表した。本提携により、河合塾が高校向けに提供するICT教材『tokuMo（トクモ）』に実教出版の教科「情報」の学習コンテンツが新たに掲載される。

河合塾は、高等学校を対象にAIを搭載した高校6教科のICT教材『tokuMo』を2023年3月にリリースしている。教科数が多く、基礎から模試レベルの問題が網羅されており、高等学校の教員から学習指導に使いやすいとの声が寄せられているという。

【生徒向け機能】AIを活用した個別最適化学習や忘却曲線に基づいた問題自動配信などで学力定着を支援

【教員向け機能】AIによる課題作成サポートやオリジナル問題の配信など教員を助けるさまざまな機能を搭載

また、実教出版が発行する「情報I」検定教科書は、多くの高等学校で採用されており、教科書傍用の教材や問題集など、「情報」の教科において豊富な指導コンテンツがあり、教員から高い評価を得ている。

今回の提携により、河合塾が提供する『tokuMo』に実教出版が提供する「情報I」のコンテンツが2024年の夏に掲載される予定だ。具体的には、同社が刊行する「最新情報I 学習ノート」と「ベストフィット情報I」から300問以上の問題が追加され、『tokuMo』から利用できるようになる。

「最新情報I 学習ノート」「ベストフィット情報I」（実教出版）

コンテンツの追加によって、『tokuMo』の掲載問題数が100題から大幅に増える。2025年度大学入学共通テストにおける「情報I」の導入を控え、「情報I」の学習指導が一層充実されることが期待される。

『tokuMo』は、AI機能を活用した個別最適化学習や教員向けの課題作成サポートといった多岐にわたる機能を備え、学習の定着と教員の業務軽減を目指して開発が進められている。

tokuMoは学校が導入しやすい豊富な教科で構成されている