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【動画で見る】教室の電子黒板で校内放送を視聴、Zoomと連携した遠隔アプリとプログラミングロボット、エルモ
――第13回教育総合展「EDIX東京」展示会場レポート⑫
2022年6月3日 12:10
授業支援ソフトウェアと一体になった電子黒板「xSync Board」など、学校のあらゆる場面で子どもたちや教師の活動を広げてくれる製品がそろうエルモのブース。
同社のブースは毎回、デザインや演出が凝っていてEDIXの中でも存在感がある。今回は教室を模したカラフルなブースに、大画面の電子黒板を展示。
そのなかでひときわユニークだったのが、withコロナ時代の校内放送を想定したソリューションだ。LAN接続さえあれば、ボタン1つで各教室の電子黒板に校内放送をスピーディに行なうことができる。これはZoomをベースに同社が独自開発したオンライン教育ツール「EZT」を活用したもので、エルモの電子黒板(ELMモデル)や書画カメラにインストールすればワンタッチで接続できる。
電子黒板を軸としたソリューションで、もう1つ目を引いたのが、プログラミングロボット「Root」だ。アイロボット社のプログラミングロボットで、電子黒板や児童生徒の端末と簡単に接続できる。本体に磁石がついており、ホワイトボードに貼り付けて教室全体で動きを確認できるのが楽しい。タッチセンサーや光センサーにも対応しており、3段階のプログラミングインターフェイスで幅広い学年に対応可能だ。
さらに同社のブースでは、先進的なICT教育で知られる千葉県市原市で電子黒板がどのように活用されているのか、その事例をまとめた冊子を配布。セミナーのスペースでは、市原市教育委員会 教育センター 指導主事 生田勲氏も登壇し、ICTが得意な教員も、そうでない教員も、すべての教師が取り組める活用・推進ポイントについて語られた。