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【動画で見る】自動出欠確認や課題提出、ハイフレックス授業をサポートするZoomの拡張機能「Class」
――第13回教育総合展「EDIX東京」展示会場レポート⑧
2022年5月31日 12:00
2022年5月11日~13日に開催された第13回教育総合展「EDIX東京」。GIGAスクール構想による1人1台環境が本格的に始まり、整備から活用のフェーズに移ってきた教育現場。会場ではオンライン授業やハイフレックス型授業を視野に入れたソリューションや、現場の教員の困りごとに寄り添う支援サービスが注目を集めていた。本稿では今年もYouTubeチャンネルを持つ現役教師、青山学院中等部講師の安藤昇氏の動画を交えてZVC Japan(Zoom)株式会社のブースをレポートする。(文:本多 恵)
今年のEDIX東京で注目したいのは、初出展となるZoomのブースだ。Web会議ツール「Zoom」の教育用拡張機能「Class」を展示。同じ内容の授業を対面とオンラインで同時に実施するハイフレックス型授業が広がるなか、Classにはそれをサポートする優れた機能が充実している。
Classの大きな特徴は3つ。1つ目は画面のレイアウトをカスタマイズできる点だ。教員や発表者が分かりやすく表示され、教室を再現。リモートで授業を受ける学習者にも教室の様子が伝わりやすく、「いいね!」ボタンを使ったフィードバックも行なえる。
2つ目は自動出欠確認や課題回収、小テスト自動採点が可能な点。Zoomにログインした時間や発言時間をCSVファイルで保存できるので、授業のパフォーマンス分析にも役立つ。
3つ目はZoomアプリを離れることなく、動画や資料の共有が行なえる点だ。たとえばClassでYouTubeの動画を共有する際、あらかじめ登録したURLを共有できるので、別のウィンドウを立ちあげることなく視聴できる。従来の画面共有と比べて、ネットワーク帯域の使用が抑えられる点も魅力だ。
ZoomのブースではClassのほか、カメラとコントローラー、パネルとマイクスピーカーをセットで教室に備え付ける「Zoom Rooms」など、授業のハイフレックス化をサポートするサービスを提案。授業者の負担を軽減しながら、学びの幅を大きく広げそうだ。