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【動画で見る】学校にプロ向け配信環境を!撮影・編集・配信をトータルで提案するBlackmagic Design
――第13回教育総合展「EDIX東京」展示会場レポート⑪
2022年6月13日 06:35
教育関係者にも愛用者が多い動画編集ソフト「DaVinci Resolve」や、配信用機材「ATEM Mini」を展開するBlackmagic Design社がEDIX東京に出展。「SHOOT(撮影)・EDIT(編集)・STREAM(配信)」という3つのキーワードに沿って、新製品「HyperDeck Shuttle HD」を含む実機を展示した。
SHOOT(撮影)コーナーでは、「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K」を展示。"ハリウッドから教育現場まで"幅広いシーンを、4Kのシネマティックな画質で撮影できる。
EDIT(編集)コーナーではDaVinci Resolveの編集画面と、「ATEM Mini Extreme ISO」やカラーコントロールパネルなどを展示。ATEM Mini Extreme ISOは、配信データをUSBフラッシュディスクに直接収録が可能で、それをDaVinci Resolveのタイムラインで見ることができる。DaVinci Resolveのプロジェクトファイルも保存されるので、後からプロジェクトの作り替えや編集も簡単。これらを活用することで配信後の編集がよりスムーズになり、YouTubeにも簡単に書き出しできる。
STREAM(配信)コーナーでは、教育分野でも愛用者が多い「ATEM Mini」を展示。オンライン授業で活用する際のソリューションを紹介した。高画質のカメラにつなぎつつ、別チャンネルでiPadの画面を提示したり、ボタンひとつでピクチャーインピクチャ―の動画が作成できたり、手軽に扱えるのが魅力。
また、新製品のレコーダー&プレーヤー「HyperDeck Shuttle HD」を使えば、あらかじめ用意した映像素材を好きなタイミングで提示できる。さらにユニークな点として、テレプロンプター機能も内蔵。この機能を使うと用意したテキストファイルを台本として、ディスプレイに表示することができる。目線を落とすことなくメッセージを伝えることができ、全校集会やオンライン保護者会での活用も有効だ。
YouTubeなどを通じて授業動画を公開したり、オンライン授業や学校行事を配信したりと、学校現場は映像を扱う場面が広がっている。本格的な機材を揃える教員や学校も増えており、より”見せる”ことにこだわった映像配信へと変わってきている。子どもたちは動画に慣れ親しんでおり、映像には興味・関心も高い。学校でもこうしたツールを上手く活用して、学習を充実させてほしい。