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デジタル教育施設REDEE、Blackmagic製品でeスポーツ用ホールを構築
eスポーツの試合とセミナー実施・配信が可能
2024年6月11日 12:03
Blackmagic Designは、子供向けデジタル学習施設「REDEE(レディー)」が同社製品を導入し、デジタル学習環境を整備したことを2024年6月7日に発表した。REDEEは大阪から北九州市に移転し、2023年11月に新たにオープンしている。
REDEEは、子供たちがプログラミングを学べるスクールや、放課後の自由な時間を過ごせる場所を提供している。また、館内にあるさまざまなデジタルコンテンツの体験が可能で、学校の校外学習として年間300校が訪れている。
新施設の目玉は「スタジアム」と呼ばれるeスポーツ用ホールで、eスポーツの試合やセミナーを開催可能だ。スタジアムでは、メインスイッチャーに「ATEM 4 M/E Constellation HD」、コントロールパネルに「ATEM 2 M/E Advanced Panel 20」、配信用に「Web Presenter 4K」などを使用。さらに、ビデオレコーダーとして「HyperDeck Studio HD Plus」や高性能なPCIeキャプチャーカード「DeckLink Quad 2」を導入している。
REDEE株式会社の佐藤文紀氏は「施設の移転前からBlackmagic製品を利用しており、新しい施設でも使い勝手の良さから引き続き採用した。旧施設の機材は全国のeスポーツ大会やデジタル学習イベントで活用している」と述べている。
会場には最大10台のカメラが設置され、eスポーツの試合やプレイヤーの表情を撮影可能だ。同社の古賀大輝氏によると、ゲーム画面や背景など、さまざまな映像ソースを利用してATEM 4 M/E Constellation HDで映像を切り替えているという。HyperDeck Studio HD Plusは、ゲームの途中でリプレイ再生をするときに使用し、1台のパソコンから同じ映像や別の映像を対戦台のモニターに一度に出力する際にDeckLink Quad 2を使用している。
古賀氏は入出力端子が増え、多様なHDフォーマットやUltra HDフォーマットに対応する「ATEM 4 M/E Constellation HD」のフレームレート/フォーマットコンバーター機能により、選手カメラやゲーム映像、VTRなどを接続してスムーズに切り替えができるようになったと付け加えている。