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アイロボットジャパン、プログラミングロボット「Root」を世田谷区へ100台寄贈

“小さなルンバ”で次世代のエンジニアを育成へ

アイロボットジャパン合同会社は、世田谷区にプログラミングロボット「Root」を100台寄贈したと発表した。9月14日に世田谷区立下北沢小学校で行われた寄贈式では、アイロボットのコリン・アングルCEOから直接、保坂世田谷区長にRootが手渡された。この寄贈は、子供たちの科学、技術、工学、数学といったSTEM教育を支援し、次世代のエンジニアを育成する同社の取り組みの一環となる。

アイロボットでは、コリン・アングルCEOが旗振り役となり、2009年からSTEMプログラムを社内に導入、日本でも2018年からボランティア社員により、ルンバの実機を使ってのプログラミング教室を開催している。

今回寄贈されたRootは、無料でダウンロードできる専用アプリでのプログラミングにより、走る、光る、描く、音を奏でることが可能。子供のワクワク感を刺激し、自由な発想を創出する。

プログラミングロボット「Root」

寄贈式において、保坂区長は「100台という大変多くのRootを寄贈いただいてワクワクしています。センサーが付いていたり、絵を書いたりといろいろなことが出来ると聞いて、様々な学びのツールとして活かせるのではないかと思いました。このご厚意をしっかり世田谷区の教育に活かしていけたらと思います」と述べた。

コリン・アングルCEOも、「プログラミングは世界共通の言語で、子供たちが自らの手で将来を作っていくことができる新たなるツールだ」と強調し、今後もSTEM教育への支援に取り組んでいくとしている。