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女子向けロボット・プログラミングコースを新設、三英
女性がIT分野で活躍できる未来をつくるために
2024年6月25日 12:03
三英株式会社は、運営するロボット・プログラミングスクール「DOHSCHOOL」において、女子のみを対象とする「ガールズコース」を新設したと発表した。毎週月曜に講座があり、講師はWRO(World Robot Olympiad)世界大会に出場経験を持つ女性講師が専門知識とともに自身の経験を交えて指導する。
ガールズコースの内容は、アメリカ発のSTEM教材「VEXロボティクス」とプログラミングロボットの「mBot」を活用したロボット・プログラミング。プログラミング技術を学ぶだけでなく、創造性や問題解決能力、コミュニケーションスキルを育むことも目指す。
同社によれば、女子小中学生がITに興味・関心が薄いのは大人の先入観や考えの影響が大きいとしている。アメリカやヨーロッパでは、35%以上の女子小中学生がITやプログラミングに興味を示しているが、日本ではプログラミングに興味を持つ女子小中学生は約15%で、日本国内で小学生を対象としたプログラミングスクールに通う女子の比率は20%を下回っているという。
DOHSCHOOLのガールズコースは、そういった状況を改善し、女性がIT分野で活躍できる未来をつくるための重要な一歩になるとしている。
DOHSCHOOLは東京都世田谷区にあり、現在、ガールズコースの生徒を募集中。無料体験会も実施しているので、気軽に参加してほしいとしている。
なお、同社は2023年に女子小中学生対象の「VEX Girl Powered ワークショップ」を開催している。女子がロボットやプログラミングへの興味・関心を失わないように支援を行い、正規販売代理店としてVEXロボティクスを日本に広める活動をしている。
同社によると、VEXロボティクスにおいて女子の参加が増加しており、競技大会参加者の42%が女子となっているとしている。2023年は、DOHSCHOOLから3チームがVEXロボティクスの世界大会に出場、その中の1チームは女子だけの4人組だという。