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ヒューマンアカデミー、STEAM教育の認知度や必要性についての意識調査を実施

学校のプログラミング教育は不十分が74%

 ヒューマンアカデミー株式会社は、ヒューマンアカデミージュニア STEAMスクール ロボット教室に通う子供の保護者を対象に「STEAM教育に関する意識調査」を実施し、結果を発表した。それによると、STEAM教育認知度は32%だったものの、説明を行った上ではSTEAM教育が子供の「将来に役立つ」と回答した保護者が全体の91%になった。

 「STEAM教育に関する意識調査」は、2021年12月~2023年12月の2年間にロボット教室に在籍または退会・修了した子供の保護者に対して実施したもの。調査は2023年12月28日から2024年1月23日にかけて行い、1118名から回答を得た。

 調査で聞いた項目は、認知度については「知っている」が32%、「聞いたことはあるがよくわからない」が32%、「いいえ」が36%をほぼ3つに分かれた、

 そのうえで知らない人に対してもSTEAM教育について説明すると、子供の将来にSTEAM教育が役に立つかどうかは91%が「はい」と答え、STEAM教育の習い事が将来に役立つかどうかについても、89%が「はい」と答えている。

 さらに、学校のプログラミング教育についても十分だと思うかと聞くと「いいえ」が74%となり、ロボット教室に通わせる保護者の多くが、プログラミング教育を学校教育で賄う難しさを実感していると分析している。

 また、今回の意識調査では、STEAM教育に期待することについても聞いており、複数回答のなかで最も多い回答が「自分で課題を見つけ、問題を解決する力をつけてほしい」が75.3%、次いで「達成感や自己肯定感の醸成になると良い」が57%となった。

 ヒューマンアカデミーでは、保護者がSTEAM教育に対し、子供が将来社会に出るときに必要な「基礎となる力」を養うことに期待感を持っていることが分かったとしている。