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黒板のサカワ、東海大学付属甲府高校の「ワイード」導入事例を公開

ウルトラワイド超短焦点プロジェクター「ワイード」を使った授業風景

 1919年から黒板製造を行なうサカワは、同社の黒板投影型のウルトラワイド超短焦点プロジェクター「ワイード」の導入事例を公開した。黒板に直接投影することで、電子黒板としての投影映像とチョークの手書きを両立させるという授業風景を紹介している。

 今回掲載した事例は、東海大学付属甲府高校。全教室にApple TVを完備し先生はiPadを使って授業を行なっている。黒板にはサカワのウルトラワイドプロジェクター「ワイード」を装着、Apple TVで各先生のiPadをミラーリングしたものを黒板に投影することが可能となっている。

 事例では導入のメリットとして「板書で表現できない画像や映像などはプロジェクターで投影し、消さずにそのままずっと残したい内容はチョークで書くといった、道具の使い分けが容易」という点を紹介しており、投影した画面を右や左に、テンポ良く寄せることのできるデジタルスライド機能も好評だとしている。

 また、事前にサカワによる操作説明会を行なうことで、導入に反対意見なく進めることもでき、導入したにもかかわらず使われない、という問題も解決したという。

 サカワによる「ワイード」の事例紹介は、今回掲載の東海大学付属甲府高校のほか、小学校や高校、企業まであり、先生の活用ノウハウを含め、これまでの導入事例を紹介している。

 なお、「ワイード」は、4:3比率の画面が左右に2つ並ぶサイズの映像を投影できるプロジェクターで、超短焦点レンズで黒板の至近距離から直接投影ができる特徴がある。2系統の同時投影のほか、投影位置を左右にずらすことのできるデジタルスライド機能を持っている。「ワイード」シリーズは2016年7月に販売開始し、最新機種は2020年に発売した「SP-UW4000」となる。