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子供の学校外学習時間が11年で約2割減、ベネッセと東大調査
2026年7月1日 15:00
ベネッセ教育総合研究所と国立大学法人東京大学社会科学研究所は、同一の親子(小学校1年生から高校3年生、約2万組)を対象にした「子どもの生活と学びに関する親子調査2025」から、子供の「学校外の学習時間」に関する分析結果を2026年6月30日に発表した。
同調査は、2014年に開始した共同研究プロジェクトの一部だ。同一の親子を対象として、2015年以降に子供の生活や学びを追跡。今回分析した学校外の学習時間は、学校の宿題・宿題以外の家庭学習・学習塾で学ぶ時間を合わせたものとなる。
2015年から2025年までの11年で、1日あたりの学校外の学習時間は、高校生が22分、中学生が19分、小学校4~6年生が17分、小学校1~3年生が9分減少。すべての学校段階で約2割の減少となっている。内訳では、どの学校段階でも「宿題」時間の減少が大きく、次いで宿題以外の「家庭学習」の時間が減っていた。
学習への意識にも変化がみられる。「勉強が好き」と答えた割合が、特に小学生で減っている。一方で、「何のために勉強しているのかわからない」と答えた割合は、いずれの学校段階でも増加した。「自分に合った勉強のやり方を工夫する」といった学習の自己調整は、小中学生で減少している。
学校外の学習時間に関する2025年の結果では、成績上位層は下位層に比べて学校外の学習時間が長く、宿題以外の家庭学習時間に大きな差がある。11年の推移をみると、成績中位層と下位層について宿題以外の家庭学習時間が減り、成績上位層との差が広がった。
家庭の学歴・職業・世帯年収をもとにした「社会経済的地位(SES)」による差もみられた。SESが低い層ほど、宿題以外の家庭学習に使う時間が短い傾向があり、SESが高い層との差は広がっている。
宿題以外の家庭学習をしない子供(家庭学習0分層)は、この11年で10ポイント前後増え、4~5割を占めている。2025年では、小1~3が42.4%、小4~6が42.7%、中学生が40.9%、高校生が51.4%だった。
家庭学習0分層の出現割合については、成績下位層ほど、またSESが低い層ほど多くなっている。特徴として、「勉強が嫌いな子供」「学習目的がわからない子供」「学習の自己調整をしない子供」に家庭学習0分層が多く出現するという。
同研究所は、学校外の学習時間の減少と合わせて、学ぶことへの意欲を表す「勉強が好き」という子供が減少し、学ぶ目的が見いだせない子供が増加していると指摘。学習に対する肯定的な意識や意味付けが弱まっている可能性があることから、放課後などの学習機会を確保し、子供が自ら学ぶ経験を通じて、学ぶ意欲や目的意識を高め、学び方を調整する力を育むことが求められるとしている。
名称:「子どもの生活と学びに関する親子調査2015-2025」(第1~11回)
調査テーマ:【子供調査】子供の生活と学習に関する意識と実態
調査時間:各年7~9月
調査方法:2015年と2021年は郵送調査とWeb調査の併用、2016~20年は郵送調査、2022~25年はWeb調査
調査対象:全国の小学1年生~高校3年生の子供とその保護者(小1~3生は保護者のみ回答)
































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