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【第7回Minecraftカップ】全国大会審査員が決定、2026年2月15日に東京大学で最終審査へ

アジアおよび日本で初のプロマインクラフターである「タツナミシュウイチ氏」、Minecraft実況動画の再生回数7億回超えの「Kazu氏」をはじめ、キャリア教育の専門家や大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー、女性初の公立中学校の民間人校長、東京大学大学院教授など、各業界の専門家が集結

特定非営利活動法人デジタルものづくり協議会は、教育版マインクラフトを使って作品を制作する「第7回Minecraftカップ」全国大会の審査員8名を2025年6月19日に発表した。全国大会は、2026年2月15日に東京大学で開催される。

Minecraftカップは、高校生以下の子供たちを対象に、教育版マインクラフトで作られたデジタル作品を募集し、内容を競う大会である。今回のテーマは「未曾有の災害から人類の命をまもれ! 〜レジリエンスを備えたまちづくり〜」で、参加者は、災害・気候変動・戦争といった「予想外の出来事に対応できる未来のまち」の作品を制作する。

第7回Minecraftカップのテーマは、「未曾有の災害から人類の命をまもれ! 〜レジリエンスを備えたまちづくり〜」

作品は「まちづくり部門」(高校生以下:2~40名までのチーム)と「たてもの部門」(小学生以下:1~10名までのチーム)の2部門で募集し、応募締切は2025年9月4日(木)。全国大会では、まちづくり部門の最終審査を実施予定だ。

■全国大会審査員プロフィール

タツナミ シュウイチ氏

Minecraftカップ全国大会審査員長 東京大学大学院 客員研究員 常葉大学 客員教授 NASEF JAPAN 理事

2018年マインクラフトマーケットプレイスにてアジア初、日本初の作品をリリース、プロマインクラフターとなる。2021年9月、Microsoft Innovative Educator FELLOW の称号を米マイクロソフト社から授与。情熱大陸(毎日放送)マツコの知らない世界(TBS)有吉ぃぃeeeee!(テレビ東京)など地上波番組にプロマインクラフターとして出演、マインクラフトの教育的効果について広く発信、現在もマインクラフトをプラットフォームとして使用した教育教材の制作や活用を研究中。

Kazu氏

動画クリエイター

福井生まれ、福井育ちの超行動派動画クリエイター。ガジェットのレビューを始め、DIYや古民家改築、旅や料理動画、生活の全てを動画にしており、福井弁訛りの癒やしな話し方と、わかりやすいレビューには定評があり、優しい笑顔と明るいキャラクターで人々を魅了している。ゲーム実況者としての顔も持ち、Minecraft実況シリーズ「カズクラ」は、累計7億回以上再生されている。

加藤愛梨氏

株式会社Mutubi 代表取締役

神奈川県横浜市出身。高校時に阪神淡路大震災の聞き語りに参加し防災の道へ。慶應義塾大学卒、東京大学大学院修士課程修了。BCP/BCM国際資格保有。災害に強く持続可能なまちづくりを企画・監修し「ジャパン・レジリエンス・アワード最優秀賞」など4賞を受賞。令和6年能登半島地震では、発災直後から被災地域内外のコーディネーターとして従事。「被災地から日本の防災を変える」を掲げ、発災4カ月後に株式会社Mutubi設立。被災地メディア「MuTube」運営。2025年1月より、能登官民連携復興センター広報/PRストラテジストに就任。「JCI JAPAN TOYP 2025」(青年版国民栄誉賞)ファイナリスト。

齋藤精一氏

パノラマティクス 主宰 クリエイティブディレクター

建築デザインをコロンビア大学建築学科で学び、2006年、株式会社ライゾマティクス(現:株式会社アブストラクトエンジン)を設立。2020年、「CREATIVE ACTION」をテーマに地域デザイン、観光、DXなどを手がけるデザインコレクティブ「パノラマティクス」を結成。2023年よりグッドデザイン賞審査委員長。2025年大阪・関西万博EXPO共創プログラムディレクター。

赤土豪一氏

リクルート「キャリアガイダンス」編集長 国立大学法人東京学芸大学 客員准教授

大阪府生まれ。早稲田大学大学院商学研究科ビジネス専攻(MBA)修了。新卒で株式会社ベネッセコーポレーションへ入社。幼児・小学生向けの教材開発・マーケティングなどに従事。その後、株式会社リクルートにおいて高校生向けキャリア教育アプリの新規開発や、アントレプレナーシップ・プログラム「高校生Ring」の立ち上げを担当。2021年4月よりキャリア教育専門誌「キャリアガイダンス」編集長へ就任。また、国立大学法人東京学芸大学では「情報デザイン論」と題する講義を担う。

中島さち子氏

大阪 関西万博テーマ事業プロデューサー 音楽家 数学研究者 STEAM教育者

音楽家・数学研究者・STEAM教育者。(株)steAm代表取締役、(一社)steAm BAND代表、内閣府STEM Girls Ambassador、東京大学大学院数理科学研究科特任研究員。国際数学オリンピック金メダリスト。クレ・デ・ポー ボーテによる、STEAM分野(科学、技術、工学、芸術、数学)の教育に貢献した女性を表彰する世界的な "Power of Radiance Awards" 2025 受賞者(本国初)。大阪・関西万博では、テーマ事業「いのちを高める」のプロデューサーを務める。著書に「クララとそうぞうのき」(絵本、ひかりのくに)、「ヒット曲のすごい秘密」(青春出版社)ほか。

平川理恵氏

学校法人金蘭会学園副理事長 前広島県教育長

京都生まれ大阪育ち。同志社大学卒業後、(株)リクルート入社。同社より企業派遣で、南カリフォルニア大学ビジネススクールへ。MBA取得。帰国後、留学斡旋会社を起業。10年間無借金・毎年少し黒字経営を達成。その後41歳で日本初女性公立中学校民間人校長になる。勤務していた中学校では生徒たち作成の裏学校が存在していた。49歳の時、広島県教育長就任。現在は大阪の学校法人金蘭会学園副理事長を務める。

渡邉英徳氏

東京大学 大学院情報学環 教授 東京大学 コミュニケーション戦略本部 副本部長

情報デザインとデジタルアーカイブを研究。近年は、デジタルツイン・VR・AIなどの先端技術を活用し、社会に“ストック”されたデータを“フロー”化する手法について研究している。『データを紡いで社会につなぐ』講談社(2013)、『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』(共著、2020)。「ヒロシマ・アーカイブ」(2011)、「沖縄戦デジタルアーカイブ」(2015)、「忘れない:震災犠牲者の行動記録」(2016)、「ウクライナ衛星画像マップ」(2022)、「能登半島地震フォトグラメトリ・マップ」(2024)などにより、文化庁メディア芸術祭、アルスエレクトロニカ、日本新聞協会賞などを受賞。

大会概要
特別パートナー:日本マイクロソフト株式会社
主催:Minecraftカップ運営委員会
構成団体:特定非営利活動法人デジタルものづくり協議会、一般社団法人ICT CONNECT 21