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第7回Minecraftカップ、自治体パートナーが「6県・20市区町」に拡大!地区ブロックの特別賞が決定
2025年7月7日 15:00
特定非営利活動法人デジタルものづくり協議会は、教育版マインクラフトを活用したコンテスト「第7回Minecraftカップ」において、全国6県・20市区町を自治体パートナーとして迎えたことを発表した。各自治体は、地域に根ざしたプログラミング教育や防災学習の普及を後押しする。
今大会のテーマは、「未曾有の災害から人類の命をまもれ!~レジリエンスを備えたまちづくり~」。「まちづくり部門」と「たてもの部門」の2部門で作品を募集する。阪神・淡路大震災から30年、戦後80年の節目にあたる2025年に、気候変動や戦争、災害など現代社会が直面する危機を題材に、未来に向けたまちや建物の創造を目指す。
自治体パートナーとしては、群馬県、奈良県をはじめとする6県、さいたま市、品川区、藤沢市、日南市など全国の20市区町が参画。それぞれの自治体では、教育版マインクラフトを活用した体験イベントやワークショップ、特別賞の提供などを通じ、子供たちの創造力を育む取り組みを支援する。
「第7回Minecraftカップ」の自治体パートナーは、以下の通り。
・6県
群馬県・奈良県・和歌山県・徳島県・佐賀県・鹿児島県
・20市区町
北海道札幌市・埼玉県さいたま市・山形県遊佐町・福島県会津若松市・
東京都品川区・神奈川県葉山町・神奈川県藤沢市・長野県長野市・
愛知県日進市・兵庫県加西市・鳥取県鳥取市・鳥取県日南町・
山口県下関市・山口県長門市・佐賀県佐賀市・佐賀県基山町・
熊本県宇城市・大分県宇佐市・宮崎県高原町・鹿児島県伊佐市
自治体パートナーは、各エリアで開催される地区ブロックで特別賞を用意している。地区ブロック特別賞は、下記の通り(賞の贈呈がない自治体もある)。
県名・賞名 | 賞の内容 |
---|---|
群馬県「群馬県教育長賞」 | ~自分で考えて、自分で決めて、自分で動き出す! 生まれながらにして自分と社会をより良くしようと願う意志や失敗を恐れない試行錯誤が感じられる作品に贈る賞 |
和歌山県「和歌山県知事賞」 | 「和歌山県に居住する者を含むチームの作品」かつ「予選を通過し、近畿ブロック地区大会に進出したチームの作品」のうち、最も評価が高かった作品に贈る賞 |
徳島県「とくしま新時代賞」 | 徳島県からの応募作品の中で、“当たり前”が揺らぐそのときを見すえ、人と人、人と地域が支え合う仕組みや工夫を、自分たちらしい発想とチームの力で形にした、未来への想いが込められた作品に贈る賞 |
佐賀県「SSP Growing賞」 | アスリートのように、困難をバネにさらなる成長や飛躍ができるような作品に贈る賞 |
鹿児島県「鹿児島県賞」 | 鹿児島県からの応募で、テーマを最も表現することができた作品に贈る賞 |
北海道札幌市「さっぽろスマイル賞」 | 食や自然など、多くの魅力的な資源に恵まれた「笑顔になれる街札幌」の特徴を生かしながら大会テーマを最も表現することができた作品に贈る賞 |
埼玉県さいたま市「Saitama Urban Design賞」 | さいたま市在住・在学の人の作品や、さいたま市を題材にした作品の中で、テーマをもとにまちの課題を探求し、課題解決に向けて未来志向な発想でまち・たてものをデザインした作品に贈る賞 |
山形県遊佐町「遊佐米(マイ)ニング賞」 | 希望の未来を掘り当てそうな作品に贈る賞 |
福島県会津若松市「がんばれ!AIZU賞」 | 会津地域で最も優秀な成績を収めたチームに贈る賞 |
東京都品川区「SDGs未来都市しながわ賞」 | 品川区からの応募で、ウェルビーイング向上と環境への配慮が考えられた、災害に強いまちづくりを表現した作品に贈る賞 |
神奈川県葉山町「楽校をつくろう!葉山賞」 | 葉山町の掲げる「楽校をつくろう!」を合言葉とした新しい学びとその空間による未来のまちづくりを表現した作品に贈る賞 |
神奈川県藤沢市「キュンとするまち。藤沢賞」 | 藤沢市からの応募で、テーマを最も表現することができた作品に贈る賞 |
長野県長野市「長野市賞」|black@@ | テーマ「レジリエンスを備えたまちづくり」を最も表現することができた作品に贈る賞 |
愛知県日進市「日進市マイクラ本気の町づくり賞」 | 日進市教育支援センターで、子供たちが作成したマイクラカップ参加者募集ポスターに書かれていた「本気の町づくり」という言葉から着想を得たもの。仲間と本気で取り組んだ作品に贈る賞 |
鳥取県鳥取市「SANDBOX TOTTOR賞」 | 鳥取市SDGs未来都市計画に掲げられている「真に持続可能なまちづくり」を最も体現した素敵な作品に贈る賞 |
鳥取県日南町「SDGs未来都市にちなん賞」 | 住み慣れた地域の特徴を生かし、一人ひとりが安心して幸せを感じることのできる「レジリエンス(どんな困難にも立ち直り、前に進む力のこと)」が表現された作品に贈る賞 |
山口県下関市「スマートシティしものせき賞」 | 下関市からの応募で、テーマを最も表現することができた作品に贈る賞 |
山口県長門市「私と小鳥と鈴とのながと賞」 | 山口県長門市出身の詩人・金子みすゞさんの詩『私と小鳥と鈴と』にある「みんなちがって、みんないい」の言葉のように、いろいろな人がお互いを認め、それぞれ素敵に生きていることを伝えてくれる、そんな作品に贈る賞 |
佐賀県佐賀市「佐賀市長賞」 | 佐賀市では発想の転換で“佐賀らしさ”を引き立て、一人ひとりが幸せを実感できるまちづくりを目指している。佐賀市からの応募で、多様かつ柔軟なアイデアが盛り込まれた作品に贈る賞 |
佐賀県基山町「きのくに賞」 | 古代文化や地域の歴史文化を反映し、大自然の豊かさのなかにも、随所に情報化社会における最新テクノロジーが盛り込まれ、テーマに沿って表現された作品に贈る賞 |
熊本県宇城市「うきのばガーディアン賞」 | ガーディアン(守護者)とは大切な人々や街を守るために生まれた存在。この世界を守るのは、クラフターの知識と技術を持ち合わせている君たちだ!熊本県からの応募で、人々や街を守ることができると感じられた作品に贈る賞 |
大分県宇佐市「2025 USAマインクラフター賞」 | 北九州ブロックからの応募で優秀な作品に贈る賞 |
宮崎県高原町「日本発祥の地たかはる賞」 | 噴火や台風被害を町民一丸となり乗り越えてきた町・高原町。命の重みは何より身近に感じている同町が贈るのは、命や絆を大切にする発想と、行動力を発揮した作品を称える賞 |
鹿児島県伊佐市「とっても「いーさ」賞」 | 鹿児島県内からの応募で、「まちづくり部門」において、自分のふるさとの未来について考え、表現することができた作品に贈る賞 |
作品応募は9月4日(木)の18時59分まで受け付け、オンライン審査や地区大会を経て、2026年2月15日に東京大学大学院 情報学環・福武ホールで全国大会を開催する予定。審査は有識者8名により行われ、各賞が決定する。
Minecraftカップは、子供たちの創造力・構想力・表現力を育む全国規模のコンテストとして2019年にスタート。東京大学との共同調査では、参加によって創造的な態度が向上したという研究結果も報告されている。
■大会のスケジュール
作品受付期間:2025年6月2日(月)〜2025年9月4日(木)18時59分まで
予選:2025年9月12日(金)〜10月5日(日)
地区大会:2025年11月1日(土)〜12月14日(日)
全国大会:2026年2月15日(日)