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小中学生の保護者55%が「子供はAIに頼りすぎ」と回答、最大の不安は思考力低下

アタムアカデミーが、小中学生の子供がいる保護者500人を対象に「子供のAI使用における親の不安に関する意識調査」を実施

オンラインイラスト教室を運営するアタムアカデミーは、小学生と中学生の子供がいる保護者500人を対象に実施した「子供のAI使用における親の不安に関する意識調査」の結果を2026年9月28日に発表した。

調査は2026年8月30日から9月3日まで、自社調査としてインターネットによる任意回答で実施した。有効回答数は500人で、女性384人、男性116人。年代は20代が6.4%、30代が40.0%、40代が45.0%、50代以上が8.6%だった。

子供がAIに頼りすぎだと感じることについて、「よくある」と答えた保護者は15.4%、「たまにある」は39.8%で、合計で55.2%となった。

子供がAIに頼りすぎだと感じることがある保護者は、「よくある」と「たまにある」の合計で55.2%(出典:株式会社アタム、以下同じく)

回答者からは、「何か質問したら、『チャッピーはこう言ってた』としか言わなくなった」「夏休みは特に、作文の宿題からポスターデザインの提案まで、ほぼAIに聞いていた。自由研究のテーマから内容結果まで、すべてAIに頼っている」という子供の様子が挙げられている。

子供がAIに頼りすぎることへの不安では、「思考力が低下する」が68.4%で最も多かった。次いで「AIの回答をうのみにする」が8.4%、「自分で調べる力がつかない」が6.4%となった。このほか、対人能力の低下、自分の意見がなくなること、AIへの依存、失敗を経験できないことなどが挙げられた。

子供がAIに頼りすぎることへの不安では「思考力の低下」が68.4%で最多

家庭で行っている対策では、「AI以外で調べさせる」が27.0%で最多となっている。次いで、「まず自分で考えさせる」は19.6%、「AIの利用を制限する」が19.4%で続いた。辞書や教科書、図鑑、インターネット検索などAI以外の方法で調べるほか、AIを使う前に自分で考えるよう促す家庭があった。

AIに頼りすぎないための対策では「AI以外で調べさせる」が最多

ほかにも、「親子で一緒に調べる」「まずは自分で考えてみるよう声かけをする」「親自身がAIに頼らず調べる姿を見せる」「勉強以外の体験をさせる」「AIの注意点を伝える」といった回答があった。AIを全面的に禁止する方法だけでなく、親子で使い方を考える取り組みも挙げられている。

調査結果について、川島崇照メンタルトレーニング・オフィス代表の川島崇照氏は、「思考力が育つか低下するかはAIの使い方次第」との考えを示した。まず「何が課題なのか」、次に「どうやって解決できそうか」を自分で考え、自分が何のためにAIを使うのかを理解することが重要だという。

オンラインイラスト教室のアタムアカデミーは、手を動かす作業をテクノロジーが肩代わりしてくれる時代だからこそ、「何を、どう表現したいのか」を自分で考える力が、これまで以上に価値を持つと指摘。AIを表現や確認の補助として使うことや、完成した結果だけでなく「どう考えたのか」「何を工夫したのか」という過程に目を向けることを提案している。

■調査概要
調査対象:小中学生の子供がいる人
調査期間:2026年8月30日~9月3日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性384人/男性116人)
回答者の年代:20代 6.4%/30代 40.0%/40代 45.0%/50代以上 8.6%