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福岡市がAI型教材「Qubena」を正式採用、約39,000人の中学生が利用

福岡県福岡市が全市立中学校における指導の一環として、株式会社COMPASSが提供するAI型教材「Qubena(キュビナ)」を正式採用

株式会社COMPASSは、同社が開発・提供するAI型教材「Qubena(キュビナ)」を福岡市が正式採用したと2025年10月29日に発表した。Qubenaの提供に加え、ICT支援員の派遣業務についてもCOMPASSが受託している。

福岡市は、教育振興基本計画において「子供を主体とした学びの推進」を掲げており、個別最適な学びと協働的な学びを両立させる授業改善やICT活用、教育データ活用などの取り組みを推進。今回の採用はその一環で、全市立中学校71校・約39,000人の生徒が2025年12月からQubenaを利用する。

福岡市教育委員会は、生徒一人ひとりの学習状況や習熟度を分析し、個別最適な問題を自動で出題する学習支援ツールとしてQubenaを評価。理解度に応じた問題を提供することで、生徒の知識・技能の定着を図るほか、採点や集計の自動化で教員の働き方改革の実現と授業改善を目指すという。

COMPASSは、全国の小中学校約2,300校で100万人以上の児童生徒にQubenaを提供しており、主要教科書に準拠したAI教材や学習eポータルとの連携など、教育ICT分野での取り組みを推進。教科書と教材をシームレスに接続することで「子供たちを中心としたシームレスなデジタル学習基盤」の構築を進める考えだ。