ニュース

島根県浜田市、高校生による商品開発で地域の魅力を発信

島根県浜田市と島根県立浜田高等学校、株式会社トラストバンクが産学官連携の取り組みとして「商品開発プログラム」の授業を2025年5月から開始

島根県浜田市と島根県立浜田高等学校、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する株式会社トラストバンクは、産学官連携の取り組みとして、高校生による「商品開発プログラム」を5月より開始すると発表した。

この取り組みでは、地域の未来を担う若い世代が地域の特産品や商品開発に関わることで、地元への愛着を持ち続けられる環境を創出し、地域で働くことに対する魅力発掘や意欲向上を目指す。

具体的には、地場産品を活用した商品開発についての実践的な授業を実施。浜田高校の生徒が、浜田市の食や特産品の魅力を発見し、新商品のアイデアと情報発信の方法を企画立案する。

なお、校外学習では市内事業者の製造現場への見学や取材も行い、地域の大人と関わり合いながら自分の人生に生きる学びを取り入れる。各自でまとめた企画は、トラストバンクのアドバイスやブラッシュアップを経て、実現可能性の高いアイデアを商品化し、浜田市へのふるさと納税返礼品として取り扱う予定だ。

浜田市の久保田 章市長は「高校生のふるさと浜田に対する主体的な学びのほか、市内事業者と協働した魅力ある新たな商品開発ができるよう支援する」とコメント。浜田高校の志波英樹校長は「探究学習や地域連携活動の一環として、生徒の学びが充実することを期待している」と述べている。