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小学生が本気で考えたレトルトカレー、お披露目試食会を開催

高橋正和

2025年2月12日 12:03

「NISHIKIYA KITCHEN（ニシキヤキッチン）」が、東京都豊島区立豊成小学校の児童と一緒に企画開発したレトルトカレーのお披露目試食会を開催

株式会社にしき食品がレトルトカレーを中心に販売するレトルト食品専門店「NISHIKIYA KITCHEN」は、2025年1月22日（水）のカレーの日に、東京都豊島区立豊成小学校の児童と一緒に企画開発したレトルトカレー2種類のお披露目試食会「1/22はカレーの日！みんなで考えたカレーを食べよう会」を開催した。

当日は、豊成小学校の全児童に学校給食でレトルトカレーを提供し、児童が実食したほか、ニシキヤキッチンから豊成小学校全児童へ完成したレトルトカレーのプレゼントも行った。

これは、2023年度にスタートした「学校のカレープロジェクト」の2年目の取り組み。豊成小学校にて2024年6月から8度の授業を行い、「バターりんごカレー」と「親子カレー」が完成した。

開発した「小学生が本気で考えた夢のレトルトカレー」は、ニシキヤキッチン公式オンラインショップや、ニシキヤキッチン実店舗、無印良品一部店舗にて、2月20日から数量限定で発売する。

なお、1月22日は、1982年に社団法人全国学校栄養士協議会が、学校給食週間の前に、子供たちに好まれていたカレーを全国の学校給食メニューとして提供を呼びかけたことにちなんで、「カレーの日」と制定されている。

バターりんごカレー

親子カレー

学校のカレープロジェクトとは

「学校のカレープロジェクト」は、子供たちの食育を目的に、ニシキヤキッチンのスタッフが先生として授業を行い、レトルト食品について学ぶとともに、レトルトカレーの企画から味づくり、パッケージデザインなど、商品づくりの一連の流れに携わってもらうもの。それにより、子供たちの創造力を育み、ものづくりの楽しさや喜びを知ってもらうことを目的としている。

2024年度は、2023年に当時5年生だった児童から「私たちもカレーをつくりたい！」という声があがり、児童が6年生になった2024年4月に、ニシキヤキッチンに約70案のカレーのアイデアが届いたという。その声を受け、今年もプロジェクトが実施された。

2024年度は、「ものづくりのプロ」であるニシキヤキッチンに加え、「お店づくりのプロ」である良品計画、そして「パッケージ・印刷のプロ」であるTOPPANが、先生として授業を行った。

授業の様子

「学校のカレープロジェクト」は、東京都教育委員会職員表彰において、「企業との協働による創造的・探求的学習の推進」として評価され、2024年度の「団体表彰」として、豊島区立豊成小学校が表彰されている。

「東京都教育委員会職員表彰」表彰状

当日の様子

今回の「1/22はカレーの日！みんなで考えたカレーを食べよう会」は、11時30分から13時に開催された。

実食の前に、6年生がどんな学習をしてきたのか、そして「バターりんごカレー」と「親子カレー」が実際に工場で作られる様子を動画で児童たちに披露した。

大接戦だった商品案決定の授業の様子や、良品計画本社での授業の様子・TOPPANの工場で包材ができる過程のほか、にしき食品の工場でカレーを作っている様子が上映された。

動画を見る児童

上映動画の一部（カレーソースをつくっている様子）

そして、レトルトカレー贈呈式が行われ、にしき食品より豊成小学校の全児童へ「バターりんごカレー」と「親子カレー」が各2パックずつ贈られた。

（左）豊成小学校校長山本知範氏、（右）株式会社にしき食品代表取締役菊池洋氏

1年生から6年生に対し、児童全員の給食として「親子カレー」が配られたほか、6年生には「バターりんごカレー」も配られた。1〜4年生は各クラスで、5〜6年生は机とイスを移動して体育館で、イベントに参加した各企業の参加者と一緒にカレーを食べた。

児童みんなに給食が行き渡ったところで、各クラスと体育館をリモートでつなげながら、6年生代表による「いただきます！」のあいさつで給食の時間がスタート。また、ごちそうさまのあいさつは5年生が担当した。給食の時間は「おいしい！」と子供たちの笑顔があふれ、おかわりには児童が殺到するほどの大盛況となったという。