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給食費集金で「後払い.com 口座振替サービス」の普及目指す、サンポウヨシサービスとキャッチボールが業務提携

 株式会社キャッチボールは、学校給食費の回収などに利用できる集金代行サービス「後払い.com 口座振替サービス」の普及を目指し、株式会社サンポウヨシサービスと2023年12月22日に業務提携したと発表した。

「後払い.com 口座振替サービス」はキャッチボールが提供する口座振替サービスで、公共料金や定期通販など定期・継続課金型サービスの決済をスムーズにするという。残高不足で引き落としができない場合でもキャッチボールが立て替えることや、請求から未納時の対応までを代行する。

 今回、営業支援やコールセンター構築などを行うサンポウヨシサービスと業務提携することで、後払い.com 口座振替サービスの全国的な普及を目指していく。

サンポウヨシサービスとキャッチボールが業務提携

 両社が提携してサービス提供に至った背景としては、学校給食費は従来、学校長が徴収・管理する私会計が主流だったが、教員の業務負担軽減などを目的として、文部科学省の学校給食費の地方公共団体の会計に組み入れる「公会計化(公会計制度の導入)」を推進したことから。

 公会計化により、学校ではなく教育委員会や市区町村の役所が給食費の請求を行うことになり、税金等と一体で請求管理を行うことも可能になる。しかし、公会計化した広島市では2022年度の給食費未納額が徴収方法の変更や教職員が督促しなくなった影響から前年度の32倍の2044万円になり、2023年度はさらに増えるとの報道もある。

 そこで、「後払い.com 口座振替サービス」を全国に広めることで、教育委員会や地方公共団体の負担や混乱の回避をすすめていくという。