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EDUCOMマネージャーC4th、ダッシュボードやクラウドツールとの連携機能を実装

文部科学省「次世代の校務デジタル化推進実証事業(令和5年度)」への参加を通じてEDUCOMマネージャーC4thの機能を強化

 株式会社EDUCOMは、統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」の機能強化を実施したことを発表した。文部科学省「次世代の校務デジタル化推進実証事業(令和5年度)」に採択され、ダッシュボード機能や汎用クラウドツールとの連携機能、データベース暗号化などを実施している。

 文部科学省による「次世代の校務デジタル化推進実証事業(令和5年度)」は、校務支援システムのモデルチェンジを加速させ、自治体における次世代の校務支援システムへの移行促進を目的としている。SaaSとしての提供やデータベースの暗号化、多要素認証対応、汎用のクラウドツールとの連携機能実装、学校および児童生徒に関するデータを可視化するダッシュボード機能の実装などを求めている。

 同社によれば、次世代校務支援システムの要件としてSaaSとしての提供やデータベースの暗号化は対応済みで、他社Idp(Identify Provider:IDプロバイダー)による多要素認証対応と、汎用のクラウドツールとの連携(国際技術標準「OneRoster」に対応)の実装のほか、ダッシュボード機能を強化した。

 Idpとは、利用ユーザーのIDやパスワードを保存・管理してほかのシステムやサービスに認証機能を提供する仕組みで、OneRosterは、クラス名簿や成績などの情報を安全にやりとりできる規格だ。

 現時点で、「C4th」によるGoogleアカウントの管理やGoogle Classroomとの連携が可能で、学習eポータルなどとのシングルサインオンに対応。さらに、児童生徒ボードと学級ボードに加えて学校ボード、教育委員会ボードといったダッシュボードが利用可能となった。

 また、文部科学省のCBTプラットフォーム「MEXCBT(メクビット)」とのデータ連携機能を実装し、学習用プラットフォームを外部ツールと連携させるための技術標準「LTI(Learning Tools Interoperability」)に対応している。

学習eポータルからの学習履歴の取得と、文部科学省が開発したMEXCBTとの連携