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EDUCOMとベネッセがデータ連携を強化、テスト結果登録・転記の手間を削減

株式会社EDUCOMと株式会社ベネッセコーポレーションが、「C4th」と「ミライシード」の小テスト実施アプリ「テストパーク」とのデータ連携機能をリリース

株式会社EDUCOMと株式会社ベネッセコーポレーションは、両社が提供する校務支援システムとICT学習ソフトのデータ連携を開始したことを発表した。

今回の連携では、EDUCOMが提供する統合型校務支援システム「C4th」と、ベネッセの小中学校向けICT学習ソフト「ミライシード」の小テスト実施アプリである「テストパーク」で、テスト結果を自動連携する仕組みを構築した。教員が手動で成績を入力する必要がなくなり、校務作業の効率化が図られる。

この取り組みは、デジタル庁、総務省、文部科学省、経済産業省が2022年1月に示した「教育データ利活用ロードマップ」にも合致するもので、デジタル活用による転記・集計作業の自動化を通じて無駄な業務を削減し、授業研究の時間確保の実現を期待できるとしている。

C4thは、全国約600自治体・約11,000の小中学校で導入されており、教務や保健、指導要録など、多岐にわたる校務データを一元管理できるのが特徴だ。一方、ミライシードは約1万校・340万人以上が利用するタブレット学習用ソフトで、一斉・個別・協働学習に対応する学習支援機能を利用可能。

今後も両社は連携をさらに強化し、「学習」と「校務」の両面から教育現場のICT化と効率化を進めていく方針だ。