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統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」クラウド型の新サービスをリリース

場所にとらわれず、ネットから校務系・学習系システムのアクセスが可能に

EDUCOMマネージャーC4thのこれまでのタイプと、クラウド型の違い

 株式会社EDUCOMは、統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」においてクラウド型の新サービス「C4thクラウドスタンダード」と「C4thクラウドプレミアム」を開始する。インターネット側からC4thのサービスが直接利用が可能になる。

 これまで、C4thを使う際、境界分離型の閉域型ネットワークからアクセスする必要があったため、教職員は軽微な校務処理であっても出勤の必要があった。そのため、テレワークなどの柔軟な働き方が実現されず、一方でデジタル教科書などを含む学習系システムと校務支援システムの間で円滑なデータのやり取りに課題があった。

 そこで、ゼロトラストのクラウド型セキュリティ設計に移行させ、今回のようなクラウド型になることで、ロケーションフリーでインターネットから校務系・学習系システムへアクセスが可能になるだけでなく、オンプレミス型と比較してサーバー機器の調達費用負担を抑えて導入が可能になるほか、サーバーの管理・運用はクラウドサービス提供者がするようになるため、管理・運用負担が少なくなる。

クラウド型になると、サーバーはクラウドサービス側が管理・運用することになる

 また、セキュリティ面でも、不正アクセスを防御する仕組みを提供できるため、文部科学省が提示する「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」に沿った環境作りが可能となる。

C4thクラウドスタンダードで提供される機能

 利用にかかる費用は「C4thクラウドスタンダード」の場合で1校あたり月額3万8500円。児童生徒管理、保健管理、グループウェア・校務、ダッシュボードの機能のすべてが利用できる。「C4thクラウドプレミアム」についてはニーズをヒアリングした上で担当者から提案される。