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追手門学院大学、学修状況や成績を確認できる「マイカルテ機能」を公式アプリに追加
2025年6月25日 12:15
追手門学院大学は、大学公式アプリ「OIDAIアプリ」のバージョン5.0をリリースした。バージョン5.0では、大学の統合データベース上に蓄積された学修状況や成績などをモバイル端末上で可視化する新機能「マイカルテ」を追加した。
追手門学院大学は2023年より「2025学院DXプロジェクト」を立ち上げて教育DXを推進。その中核として「OIDAIアプリ」の機能拡充や、学内のあらゆる情報を集約する統合データベースの構築・活用などを進めている。
今回追加した「マイカルテ」機能は、学生自身が学修履歴を振り返り、自己成長や学びの改善につなげることを目的としたものだ。
第1弾として、これまで学修ポートフォリオ「追ナビ(追大e-NAVI)」に表示されていた、単位修得状況、GPA(大学の成績を数値化したもの)や成績推移、科目別成績、PROGテスト(※)の結果をマイカルテに表示する。それに加え、授業の出席情報や修得した知識・スキルを証明するデジタル証明書「オープンバッジ」なども表示する。これにより、モバイル端末で日常的に学修状況やスキルを確認できるようになった。
※河合塾と株式会社リアセックが開発した、大卒者として社会で求められる汎用的な能力・態度・志向などのジェネリックスキルを育成するためのリテラシーテストや行動特性(コンピテンシー)テスト
なお教職員向けには、2024年3月に、統合データベースの情報をダッシュボード形式で可視化する「OTEMON INSIGHT」を整備した。
統合データベースに蓄えられたデータを学生と教職員それぞれに還元する仕組みが本格稼働したことで、教職員は学修支援や教育内容の改善に、学生は自己理解と行動変容に、それぞれデータを活用することが期待されると、追手門学院大学はコメントしている。