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千葉工業大学、全学生約10,500名に学食券5,000円分を配布
2025年6月20日 12:03
千葉工業大学は、物価上昇による学生の生活支援を目的として、全学生約10,500名に対し、学食で使える5,000円分の食券の配布を2025年6月16日から開始したと発表した。これは、学生共済会・同窓会・大学の三者連携による取り組みである。
同施策は、消費者物価の高騰により学生の食生活に影響が出ていることを踏まえたもので、健康を考慮した学生生活をサポートすることを目的に支援策を実施した。現在、学内食堂では、JAいちかわの協力により厳選された銘柄米を使用。栄養バランスに配慮した、250円から400円の日替わりメニューを提供している。
追記:当初記載内容に価格の誤りがあったため、正しい内容に修正しました
配布された学食券は、2025年12月23日(火)まで使用可能で、学年によって授業内や研究室の教員から学生一人ひとりに手渡ししている。学生からは、「お昼代を気にせず、友人と一緒に温かいご飯が食べられてありがたい」「一人暮らしなので、朝・昼・夕食を学食で利用している。もともと安いのに、さらに食券をもらえるのがうれしい」といった声が寄せられているという。
同大学では、新型コロナウイルス感染症の流行により、学生生活が制限された2020年度以降に学食券の無償配布を実施してきた。例えば、2020年度には2万円分、2021・2022年度には新入生および全学生に1万円分の学食券を配布しており、今回の取り組みも学生の健康と食生活の安定を守る支援に位置付けている。