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大阪公立大学、ウォークスルー型無人店舗を9月24日に開店
2025年9月24日 08:30
インタセクト・コミュニケーションズ株式会社は、大阪公立大学森之宮キャンパス(大阪市城東区)に、ウォークスルー型の無人決済店舗「OMU Base」を導入すると発表した。共同開発には、Cloudpick Japan株式会社およびHanshow JAPAN株式会社が関わっている。
導入の背景には、約5,000人が在籍する森之宮キャンパスにおける昼食時の混雑緩和がある。特に、2,000人を超える学生が生協を利用する昼休み時間帯において、既存の食堂や売店でピーク時の混雑が大きな課題となっていた。
OMU Baseは、事前にLINEで入店登録と決済手段の設定を行い、二次元バーコードをかざして入店。商品を手に取ってそのまま退店すると、自動で決済が完了する仕組みだ。パンや飲料、冷凍弁当など日常利用に適した商品をそろえ、24時間稼働も可能な設計となっており、利便性の高さが特徴。
この無人店舗の導入により、混雑の緩和だけでなく、授業の前後や夜間の食事調達が容易になる。さらに、キャッシュレス化やデジタル体験を大学生活の一部として学生が日常的に体験することで、大学が掲げるスマートキャンパス構想を具現化する取り組みとなるという。
インタセクトとCloudpick、Hanshowは、森之宮キャンパスをモデルケースとし、大学生協の新たなスタンダードとして他大学への展開も視野に入れている。