ニュース

追手門学院大学、大学アカウントでGeminiとNotebookLMを利用可能に 生成AI活用の指針も整備

学生の利用イメージ(出典:学校法人追手門学院)

 追手門学院大学は、約9,500人の全学生対象に生成AIツール「Gemini」や「Notebook LM」の利用環境を公開した。併せて、生成AIとの向き合い方のガイドラインを制定し、生成AIに依存しない判断力を養う教育を目指すとした。

 追手門学院大学で学生アカウントを通じて利用できるGeminiとNotebook LMは、データ保護とセキュリティを確保したもの。

 同時に制定した「生成AI利用ガイドライン」では、生成AIに対する基本的考えとして、単なる情報検索的ツールではなく、自らの思考を深めるための「壁打ち相手」として活用することを規定。「学生が自ら考えた問いをもとに生成AIと対話して、複数の出力を比較・検証しながら判断し、新しい価値を生み出すための道具として適切に活用できる環境の構築」を目的としている。

 また、授業においては、各教員が授業の初回に生成AIを「原則禁止」「条件付き許可」「積極的利用」の3段階のいずれかになるか、またはその組み合わせを明示する。

 今回の追手門学院大学の取り組みは、初等中等教育段階で文部科学省から生成AIの利活用に関するガイドラインが示され、2024年の調査では大学生の約7割が生成AIを利用したことがあると回答したことが背景。安易な利用による思考機会の逸失や情報漏えいのリスクが懸念されることから、適切な利用環境と指針を同時に提供することにしたという。