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ポプラ社、石巻市の防災教育副読本を電子図書館「Yomokka!」に掲載
2024年12月17日 10:30
株式会社ポプラ社は、小中学校向けに提供する読み放題型電子図書館「Yomokka!」に、石巻市教育委員会が編集・発行した防災教育副読本を掲載したことを2024年12月16日に発表した。
同社が掲載した防災教育副読本は、『令和6年度版 防災教育副読本 小学校1・2・3年 未来へつなぐ-大切な生命を守り、共に生きる-』『令和6年度版 防災教育副読本 小学校4・5・6年 未来へつなぐ-大切な生命を守り、共に生きる-』の2冊。
同教育委員会は、地域の特性を踏まえた防災教育の充実と児童生徒の防災対応能力を育成するために、小学校1~3年版、小学校4~6年版、中学生版の防災教育副読本を編集・発行している。これらの冊子は、いずれも「備える」「知る」「震災のとき」「応援ありがとう」「未来へつなぐ」の5章で構成しており、同市の小中学校では学級活動や避難訓練の事前・事後指導の資料などに活用している。
Yomokka!は、参加出版社の電子書籍を掲載するほか、サービスを契約する自治体や学校が作成した資料や副読本の掲載も可能だ。掲載されたコンテンツは、同サービスを利用する全国すべてのユーザーが読むことができるようになる。ユーザーが書籍の詳細検索画面で[地域の資料のみをさがす]にチェックマークを付けて書名を入力すれば、地域資料をすぐに検索できる仕組みだ。
同市は、持続可能な社会づくりを図ることを目的として、2022年6月にポプラ社と包括連携協定を締結しており、試験導入校でのYomokka!の実績を踏まえて全校への展開を決定。2024年4月から市内全32の小学校で同サービスを本格導入した。今回の副読本掲載は、その取り組みの一環となる。
同サービスは、2024年12月現在でポプラ社および39社の出版社が提供する4,300冊以上の電子書籍を掲載している。子供たちが直感的に操作できるインターフェースを備えており、同じ本を何人でも同時に読むことが可能なため、朝の読書タイムはもちろん、並行読書や調べ学習など、授業で活用できるのが特徴だ。