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高知県、情報Ⅰの全単元に対応した「Life is Tech ! Lesson」を2800名の生徒用教材に採用

高知県が「情報Ⅰ」全単元対応EdTech教材「Life is Tech! Lesson」を県立高等学校26校・生徒数約2800名の指導教材に採用

高知県は、ライフイズテック株式会社が開発・提供するEdTech教材「Life is Tech! Lesson(ライフイズテック レッスン)」を県立高等学校26校・生徒数約2,800名の生徒用指導教材に採用した。

2025年1月の大学入学共通テストから「情報Ⅰ」が出題されるため、これまで以上に教員の指導体制や児童生徒の学習環境について関心が高まっている。高知県は、「情報Ⅰ」を担当する教員の指導力向上のほか、生徒のプログラミング学習環境を充実させるため同教材の導入を決めたという。

同教材は、「情報Ⅰ」の全単元に対応しており、Webブラウザーを利用して自分のペースで学習を進められるのが特徴だ。教員が各生徒の進ちょくや理解定着度をリアルタイムに把握できるため、個別最適な指導を実現できる。

各コースでは、各授業の振り返りが可能な「チェックワーク」や、単元ごとに学習到達度を確認する「小テスト」を利用可能で、学びの定着を図ることができる。さらに、共通テスト用プログラム表記と構文が近いPythonを利用したプロダクト制作を通じて、プログラミングの概念や構造を学ぶことが可能だ。

同社は、教員向けにワークシートのほか、定期テストのサンプル問題などの補助教材に加え、模擬授業動画や授業スライド、教科書別指導案、観点別評価指標などのツールを提供。授業計画から実施・評価に至るまで教員をサポートする。

同社によると、2024年8月時点でLife is Tech! Lessonを全国600自治体・4400校において約135万人の中高生が利用しているという。同社はGIGAスクール構想のもと、デジタル技術を活用して課題を解決できる人材育成を支援し、次世代の学びのインフラとして教育現場を支えることを表明している。