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茨城県、7つの中高一貫校で「校長」を公募

教員免許は不問

茨城県の「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」で「校長」を公募

エン・ジャパン株式会社は、2024年7月30日から茨城県の「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」を開始した。具体的には、同社が運営する採用支援サービスを通じ、7校の中高一貫校などで「校長」を公募する。

茨城県は、全国に先駆けて中高一貫校の設置を推進しており、現在、全国最多の公立中高一貫校数を誇る。また、デジタル社会に欠かせないIT人材や最先端科学技術分野の技術者・研究者の育成を目指し、新しい学校の新設にも注力している。2023年度には全国初となる公立のIT専科高校「IT未来高等学校」のほか、県内初の科学技術科を持つ「つくばサイエンス高等学校」を開校した。

茨城県では、さまざまな校長が各学校で独自の取り組みを進めている。民間などの出身者が校長として活躍している公立学校は、県内で7校となるという。今後もより多くの生徒に多様な教育を提供するため、同プロジェクトで新たな「民間出身校長」を公募する。

今回の公募では、「日立第一高等学校・附属中学校」「太田第一高等学校・附属中学校」「鹿島高等学校・附属中学校」「下館第一高等学校・附属中学校」「水海道第一高等学校・附属中学校」「並木中等教育学校」「つくばサイエンス高等学校」の7校で募集を実施。教員免許は不問で、「学校教育を変えたい」という熱い想いから、教育の可能性を切り開きたいと考える人を募集するという。

茨城県 教育委員会 教育長 柳橋常喜氏

茨城県教育委員会の教育長である柳橋常喜氏は、「学校の校長に期待するのは、世界の変化への先見性を有し、柔軟な発想力と企画力で教育事業を推進していく優れたリーダーシップである」と語っている。

さらに、柳橋氏は「高い倫理観や教育的情熱に根ざした、学校を動かそうとする行動力が何より大切。未来を切り拓く人財を育む『茨城の教育』を一緒に進める人を待っている」としている。

募集要項や応募受付期間は以下の通り。詳細は特設ページで確認できる。

  • 募集職種:校長(中高一貫校、高校)
  • 応募受付サイト:「エン転職」「AMBI」「ミドルの転職」
  • 応募受付期間:2024年7月30日(火)~2024年8月28日(水)
  • 登用実績
    電通 クリエーティブディレクター
    花王 マーケター
    PwCコンサルティング コンサルタント
    NHK ディレクター
    国家公務員出身者(文部科学省・内閣府・総務省)

なお、同プロジェクトを通じて1673人から選ばれた「元電通マン」、現・水海道第一高等学校・附属中学校 校長 福田 崇氏の密着動画が公開されている。

■【1日密着】民間出身「校長先生」に密着│電通の広告クリエイター、在籍出向で県立校の校長に。