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「Forbes JAPAN NEXT100」、ミツカルセンセイ代表の小谷瑞季氏を選出
2025年4月28日 06:30
合同会社Quicken.は、同社代表の小谷瑞季氏が、経済誌『Forbes JAPAN』2025年6月号で発表された「NEXT100」に選出されたと発表した。
同社が運営する「ミツカルセンセイ」は、公立学校の教員不足解消を目指す求人サイトであり、欠員のある学校の求人情報をリアルタイムで提供。教員免許を持ちながら教職に就いていない潜在教員に向けて、具体的な求人内容をわかりやすく提示し、全国の教育現場支援に取り組んでいる。
今回小谷氏が選出された「NEXT100」は、Forbes JAPANが選出した「多彩な新・起業家たち100人」にフォーカスした企画である。100通りの「世界を救う希望」として、地球規模から社会、地域まで多様化する課題に対してアントレプレナーシップを持ち、「自分たちのあり方」と「新手法」で挑む起業家やリーダーたち100人を特集したものだ。
小谷氏は、教員不足問題に関心を持ち、大学休学後に公立小学校で学生サポーターを経験。教育委員会事務局のボランティア活動を通じて、ミツカルセンセイの構想を具体化し、2024年9月にサービスを開始した。小谷氏によると、現場の課題として、情報の非対称性のほか、人手不足が進む中で社会からの要請が増加して業務が逼迫(ひっぱく)している状況があるという。
ミツカルセンセイは、現行の講師登録制度における情報の非対称性を解消する補完的な仕組みとして自治体に展開しており、子供たちが安心して過ごすことができ、教員がいきいきと仕事に臨めるような学校教育づくりに貢献していく方針だ。小谷氏は、「今回の選出を励みに、『ミツカルセンセイ』をできる限り全国に拡大していけるよう、より一層邁進する」とコメントしている。